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2007年3月 1日 (木)

Vol.95 『その原動力は、「恐れ」か「欲求」か?』

「心構えを前向きにしよう」と思いつつも、イマイチそれができずにいること、ありませんか?たとえば営業や接客、コンサルティングのように人と接する仕事の場合、自分の心の状態が相手にダイレクトに伝わります。そのため、こちらが後ろ向きな心の状態では、伝わるはずの価値も伝わりません。
「でも、どうやって心を前向きにしたらいいんだろう?いまだって前向きになろうとしているつもりなんだけど、なんとなくネガティブな感じがするんだよなあ」
そんなときに、気持ちを切り替えるちょっとしたコツをご紹介しますね。
それは、その仕事をする原動力が、「恐れ」によるものなのか、それとも「欲求」によるものなのか、を観察するのです。

わたしがかつて独立間もない頃、好きではじめたコンサルティングであったとは言え、「恐れ」の感情のほうがはるかに大きかったものでした。「価値を感じてもらえなかったらどうしよう?」「契約を解除されたらどうしよう?」「クレームが来たら、嫌だなあ」そんな不安がわたしの行動を突き動かしていた面がありました。
それから数年が経ち、それなりの経験を積み、毎年1歳ずつ歳を重ね、クライアントとの信頼関係も上乗せされているはずなのに、やはりその「恐れ」がわたしの心を突き動かしていました。その「恐れ」は、サービスレベルを高めたり、向上心につながる「危機感」を生み出す、という点では良いことだと思います。しかし、これも程度の問題。たとえば、お客さんがちゃんと喜んでくれているのに、こちらが必要以上に不安や恐れを抱いていたら、それって取り越し苦労というか、精神衛生上、イヤ~なストレスですよね。
そんなあるとき、発想を切り替えてみたのです。
「そういえば、もともとこの仕事は好きではじめたんだ。どんな欲求を僕は持っていたんだろうか?」その答えは、「クライアントの力になりたい。どんなことができるだろうか?」「クライアントを喜ばせたい。どうしたら喜んでもらえるだろうか?」ということでした。
そして、このように、「欲求」に意識を集中させると、自然と心構えが前向きになっていくことに気づきました。心が前向きなとき、仕事が楽しく感じられます。楽しいことをやろうとするとき、カラダの緊張・こわばりがとれて、リラックスします。そして、心身ともによい仕事ができる状態が整うのです。恐れと欲求のバランス、とれていますか?

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