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2007年2月 1日 (木)

Vol.94 『自分がやりたいことを、理想の「あり方」でやる』

先日、知人と「身近な人とのコミュニケーションを円滑にするには」ということを話していたときに、衝撃的なフィードバックを受け、気づきがありました。

娘が生まれてからここ数年、わたしにとって「ビジネスと家庭をいかに両立させるか?」というのが関心の高いテーマです。というのも、わたしは頭がビジネスモードに占領され、家庭とのパイプが細くなりやすいからです。

いままで、「家族と一緒に旅行に行く」「娘を風呂に入れてやる」「保育園に送り迎えをする」などのDoing(すること)レベルで、わたしなりに努力をしていました。
でも、それだけでは根本的な対策にはならないことがわかりました。もちろん、そういう時間をとらないよりはとったほうがいいのでしょうが、本質的にはBeing(あり方)レベルを変える必要があると思ったのです。わたしの場合、家族と一緒にいる時間をそれなりにつくっているつもりでした。しかし、実際にはわたしの頭はやはりビジネスモードに占領されていて、心ここにあらず。一見、「家族と今ここに、一緒にいる」ようで、実はそうではなかったと気づいたのです。それで、どうやったら「今ここに家族と一緒にいられるか」を考えている、という話をしたところ、知人は言いました。

「和仁さんは、適切な“あり方”であるために何かをやろう、と考えているようですが、 それだけだと、何かが欠落しているような気がします」

え?どういう意味?
「『家族と今、一緒にいるために、何かをする』のではなくて、『家族と今、一緒にいながら、やりたいことを楽しむ』じゃないですか?手段と目的が逆になりかけていませんか?」

なんだか、卵が先か鶏が先か、あるいは禅問答のような感じがしましたが、少し時間がたつとなんとなくそれが腑に落ちてきました。家族関係をよくするために旅行に行くのではなく、大好きな旅行を楽しむ際に、家族の父親として夫としての理想の“あり方”でそれをする、ということ。自分の得意分野ではないフィールドにおいては、目的と手段が逆転しそうになる自分にハッと気がつきました。当分の間、これはわたしのテーマになりそうです。

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