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2006年12月 1日 (金)

Vol.92 『情報の洪水に飲み込まれない方法』

情報があまりにも早く大量に迫ってきたとき、どうやって処理しますか?わたしは、不得意な分野、苦手なテーマについて知人から話をふられたり、研究しなければならないとき、頭がフリーズすることがよくあります。なじみのない「未知」情報が多すぎて、脳が受付けられないようです。そのような状況で新聞や雑誌を読んでも、必要な情報がスムーズに入ってきません。これは、たとえばまだ経営の経験がなく、これから起業しようとしている人が、何から学んだらいいのか、と戸惑う状態と似ています。本屋に行けば、参考になりそうなビジネス書はたくさんあるものの、どれから手をつけていいか、わからないのです。

そんなときに、情報を受け取る「器」をつくるための簡単な方法に気づきました。それは、「情報のシャワーを浴びる前に、自分なりのシンプルな意見を先にもつ」ことです。たとえば、「子どもの教育」について、親としてどんな考え方を持つか。絶対的な正解はそもそも存在しないわけですから、人それぞれ意見は違います。わたしは今は「育つ環境を整えてあげる」という意見を持っています。強制的に何かをやらせるのではなく、「何に興味を持つか、人に愛される性格に育っているか、心の状態はどうか」そんなところを見ながら、どんな環境をどのタイミングで与えてあげるといいか、を考えたいと思っています。そのシンプルな意見をもった途端、子育てや教育に関する情報を読んだ際に情報に振り回されることが少なくなった気がします。

以前のわたしは、何かを研究しなければならないとき、何も考えず、とにかく関連する資料を集めて読み込んでいくやり方をしていました。そうすると、理解が深まる前にその情報に圧倒され、自信がなくなり、依存的になり、結果、自分では判断できない、なんてことになりがちでした。しかし、自分の意見を先にもつと、それと比較することで判断ができ、理解が進みやすくなるのです。仮に最初の自分の意見が的外れであったとしても、それは問題ではありません。あくまで自分の中でひそかに持っている意見なので、誰にも迷惑はかけないのですから。そして、違和感に気づいたときに、意見は自由に変えればいいのです。間違っていてもいいので、とりあえず意見をもってみると、新聞の読み方も変わります。政治について、健康について、環境について、趣味について。自分なりのシンプルな意見、もってみてはいかがでしょうか。

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