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2006年12月 1日 (金)

Vol.92 『仕事以外の予定を、躊躇なく優先するには』

ほとんどの人が自分はそうだとは思っていないだろうが、気づかないうちに安らぎを奪い衰弱させる計画中毒というものがある。取り憑かれたようにスケジュールを詰め込みすぎてしまうその背後に隠されているものは、自分自身と向き合うのを避けることだ。ほんの少しでも暇になると、自分が日頃抑えてきた気持ちを思い出してしまうことがわかっている。それは恋愛問題に直面することだったり、避けていた問題に取り組むことかもしれない。計画中毒の人は、際限なく仕事や面会の約束、忙しい事柄を作り上げては並べ立て、自分の内面を見つめずにすむよう気をそらそうとしているのだ。<中略>計画中毒者は一見、人生に必要なことをしているようだが、実は自分自身でそれらを作り出しているだけなのだ。計画中毒者は劇的な出来事に不足すると禁断症状が出たようになるが、そこには明確な目的が隠されている。はた目にはスケジュールに忙殺されているだけのように見えるが、実はその他にも選択肢はあったのだ。

( 『人生の答えはいつも私の中にある』 アラン・コーエン 著
KKベストセラーズ P.63より引用 )

わたしは自他ともに認める(?)成長オタクで、ほんの少し前まで、自分の時間において、ビジネスを最優先させてきました。それが、自分の「成長」に直結すると信じていたからです。「僕は、成長につながる価値ある仕事をしている。ちょっとでも時間がとれたなら、先の予定の仕事でも、前倒しでやっておこう」という発想です。しかも、自分としてはそれが心地がいい。したがって、いつになっても、スピード感はあがりっぱなしでした。

あるときまでは、それでうまくいっていたのですが、数年前から立ち止まらざるを得ない出来事が起こり始めました。そして徐々に、家族関係、仲間や友人関係、身体的・精神的な健康、その他のトータルなバランスが崩れていることに気づいたのです。
そして、それから徐々に優先順位を変えていきました。その結果、時間の使い方に大きな変化が出てきました。たとえば、朝、娘を保育園に連れて行く。ちょっと前のわたしには考えられない行動でした。「その数十分があれば、メールチェックができる」と発想していたからです。時間にゆとりを持つことに、どこか無意識に罪悪感を持っていたのかも知れません。
それを払拭したきっかけの1つは、自分が本当に望んでいることを書き出す作業でした。わたしが望んでいることは、「刺激とやすらぎをバランスよく感じていたい」でした。そのために必要なものとして、①笑顔が満ち溢れる家庭、②やりたいことを躊躇なくやれる健康体、③使命感を持って情熱的に取り組める意義ある仕事と仲間、④欲しいものを躊躇なく買えるお金と収入源、の4つが欲しい。それがハッキリしたときに、今まで③④ばかり見ていて、①と②をおろそかにしていたことに気づいたのです。そこで最近は、「計画をいれない時間を確保する」ために、スケジュール帳を活用するようにしています。

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