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2006年9月 1日 (金)

Vol.89 『怖くなったら、集中できる環境をつくれ』

  日々の生活の中で、気持ちがアップダウンすることはありませんか?しばらく気分がいい状態が続いていたと思ったら、ほんのちょっとした出来事がきっかけで、気分がブルーになり、それがしばらく続いてしまったり。

先日、経営アドバイザーの梅谷忠洋先生が講演で次のようなことを言われたのですが、思わず「そうか!」とパ~っと視界が開けた思いがしたのです。

「気が散ったときに、人は恐怖心が出てくるものだ。つまり、何か不安や恐怖に支配されたら、それは自分の気が散っている証拠だと思えばいい」

不安や恐怖心とは、「私はこんなことをやっていて、いいんだろうか?」「自分はやるべきことを、やっていないんじゃないだろうか?」「この先、一体どうなっていくのだろうか?」という思いのことです。不安を解消しようとすると、そこに意識を向けてしまって、なかなか解消できないことがあります。私は不安や恐怖心がよぎったとき、ポジティブな講演CDを聴いたり、身体を動かしたり、いろいろやっていたのですが、そこに「いかにして集中した状態をつくるか」という選択肢を加えました。すると、結構スムーズにモードの切り替えができるのです。

「すぐに集中できる環境をつくるには?」という質問を投げかけると、いろいろと思いつくことがあります。

たまっているメールを一気に返信する。制限時間を決めて。

  • 将来の理想を描いたビジョナリーマップに目を通す。数分間で、ただ見るだけ。
  • 手帳を広げて、今日以降の予定を全部書く。すでに書いてあるものもあるが、新たに加わった予定を全て書き記す。
  • その上で、今日やるべきことを確認する。そして、今日やること以外は(今日は考えなくていいのだから)一切無視する。
  • さらに、「今日はこれだけやればよい」という許可を自分に与える(これが重要)。

あなたは、集中できる環境をつくるために、何ができますか?

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