« 2006年1月 | トップページ | 2006年3月 »

2006年2月

2006年2月 1日 (水)

Vol.82 『プロフェッショナルとしての、覚悟はあるか?』

やはり、基本から体系的に学び、身をもって実践し、その経験を咀嚼・蓄積し、その実学の知を自分以外のだれかのために提供するという訓練を積んだビジネス・プロフェッショナルが必要なのです。<中略>
ビジネスプロフェッショナルのことを、さきほど「己の技量を一生かけて磨き続ける覚悟ができている人」と述べましたが、正確には「磨き続けてしまう人」たちであり、その知的好奇心は飽くことがありません。

( 『ザ・プロフェッショナル』 大前研一 著
 ダイヤモンド社 P.25より引用 )

プロフェッショナルという言葉は日常的によく使われる言葉ですが、その解釈は人によってかなり差があるように感じます。ある人は、「お客さんの目線を意識して仕事をする人のこと」といい、またある人は「報酬を受け取る分、責任を持ち合わせている人のこと」といいます。あなたは、どのように定義づけしていますか?
私は次のようにとらえています。

プロフェッショナルとは、受け取る報酬以上の価値で、期待された役割をコンスタントに果たす人のことである。

実はこの言葉は、私に3つの質問を常に投げかけてくれる、非常に重要な定義づけなのです。

質問1.この仕事において「受け取る報酬<与える価値」になっているか?
過去の功績による、いわゆる既得権で得られている仕事は、近い将来崩壊します。果たして常に「受け取る報酬<与える価値」の状態を、あらゆる仕事においてできているか?

質問2.この仕事において、私に期待されている役割は何か?
自分に期待された役割を外れたところで頑張ったつもりになってみても、それはエネルギーの浪費であり、かえって迷惑な場合もあります。何を期待されているか、わかっているか?

質問3.コンスタントに価値を出すための備えとして、何をしているか?
「身体が資本」とは言い古された言葉ですが、体調を崩すと実感として思い知らされます。最高のパフォーマンスを発揮できるための状態をいかにキープするか。それは体調面だけでなく、精神面も含めてです。そのためにある程度のゆとりを持てていますか?

たとえばこのように、日頃当たり前に使っている言葉に自分なりの定義づけをしてみると、それがそのまま仕事のスタンスに早変わりします。あなたも一度、考えてみては

|

Vol.82 『調子が悪いときは、良かったときを思い出して平均化してみる』

今の調子が良くないと、「私の人生はず~っと良くない。これからもこれが続くんじゃないか?」みたいに、悲観的に思い込んでしまうことはありませんか?

調子の悪い日が、たった1週間続いただけでも、当事者にとっては長く感じます。そのため、まるで何年も続いているような錯覚を起こすことがあります。

そんなときに、私が工夫していることがあります。それは、スパンを伸ばして振り返ってみること。手帳を取り出して、思い起こしてみます。

・ 2ヶ月前はどうだっただろうか?
・ 6ヶ月前はどうだっただろうか?
・ 1年前はどうだっただろうか?

そこまでスパンを引き伸ばしてさかのぼってみると、きっと調子が良かったときもあったはず。良いときも悪いときも、ある一定のサイクルで起っているはず。でも、記録に残していないから、良かったことは忘れてしまい、悪かったことばかり思い出されてしまうのです。
その結果が冒頭の「私の人生はず~っと良くない。これからもこれが続くんじゃないか?」につながります。
調子が悪いときには、悪いことにフォーカスしているので、結果的にそういうものばかり引き寄せてしまいます。冷や汗をかきながらクレーム対応をしている最中にパソコンがクラッシュしたり、そんな余裕がないときに限って社員が辞表を提出してきたり。

調子が悪いと思ったときに、まずやるべきことは、「調子が良かったときもあることを思い出す」こと。そして、良いときと悪いときの両方を見て、平均化してみること。
自分なりにやるべきことをやっていれば、「時間が解決してくれる」と信じて、バタバタしない。精神状態を健康に保つ1つのコツです。

|

今月の本棚 【2006年1月】

1)「すごい解決」
大橋禅太郎 著/阪急コミュニケーションズ

本というよりもツール。こういうスタイルの本も実用的で面白い。

2)「火星人の運命」
細木数子 著/ワニ文庫

3)「子どもの話にどんな返事をしてますか?」
ハイム・G・ギノット 著/草思社

4)「ツキを超える成功力」
西田文郎 著/現代書林

5)「人生ノート」
美輪明宏 著/PARCO出版

6)「 わたしは『いま、この瞬間』を大切に生きます」
エックハルト・トール 著/徳間書店

7)「お笑い会話力」
滝沢ユウキ 著/秀和システム

8)「日露戦争物語  3~5」
江川達也 著/小学館

9)「 『運』をつかむ法則!」
高橋亮 著/フォレスト出版

10)「 奇跡の経営」 
リカルド・セムラー 著/総合法令

オープンブックマネジメントの進化形がここにある!

|

« 2006年1月 | トップページ | 2006年3月 »