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2005年8月 1日 (月)

Vol.76 『暇が続くと、ロクなことを考えない。』

今年の4月頃、私にとって、6年半前に独立して以来、極めてめずらしい、初めての体験をしました。それは、「毎週、土日に家族と過ごしていた」ということです。言い換えれば、「土日に1つも仕事がなかった」ともいえます。ここ数年、土日に休みが取れるのは、月に1回あるかどうか。平日はほとんど外出中という生活をしていたため、戸惑ってしまった。実はそれには訳があって、この月は本の執筆に専念するため、セミナーや講演などスポットの仕事を一切入れず、通常のコンサルティングの仕事だけに徹したのです。しかも、その仕事も月のはじめと終わりに集中したため、正味月の半分は自宅で執筆をしていました。

以前の私は、「ああ、毎日全国あちこちに飛び回って大変だな~。近い将来、もっとゆとりをもって働けるシフトを実現するぞ」と考え、「理想の1週間」なるものを描いたことがありました。気がつくと、今年の4月はその通りの生活を送っていたことになります。
では、その理想の生活を実現した私の心境はどうだったか?

なんと、退屈感を感じてしまったのです。もちろん、執筆の仕事があるので、本当に暇だったわけではないのですが、外で人に会う訳でもなく、毎日昼には家族と顔を合わせ、一緒に外食に行ったりもしました。平日の昼間にスポーツクラブで汗を流すなんて夢のまた夢、みたいに思っていましたが、それもできました。しかし、時間に張りと緊張感がないので、精神的に間延びしている自分に気づきます。
すると、忙しかったときには考えないようなことを、次々と考えるようになるのです。

「本当に今の仕事がこれからも続けられるのだろうか?」「これから立ち上げるこの事業は本当にうまくいくのだろうか?」「この新しい仕事は、ちゃんと受注できるのだろうか?」

考える時間があるのはいいことですが、時間が余計にありすぎると、その時間のありがたみがわからなくなります。すると、時間の使い方に緊張感がなくなり、考える中身が「不安なこと」に偏るのです。忙しいときは気持ちが前向きになっているので「事業をどうやって成功させようか」と前向きなことを考えます。忙しいか暇か、で、考える中身が全く違ってくることに気づきました。適度に忙しいほうが実は楽しいことが、実感としてわかりました。

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