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2005年3月 1日 (火)

Vol.71 『情熱を込めて、今すぐやれ!』

どんなことをするにも情熱の有無で結果は大きく変わってくる。私は人より特別な才能を持っているとは思っていない。ただ、自分の信じた事に寝食を忘れて打ち込むことはできる。情熱は誰でも平等に持つことができる。その点が生まれ持っての資産や容姿、才能とは違う。あなたは「あの人は生まれつき恵まれている。自分は平凡だから仕方ない」などと諦めていないだろうか?確かに、スタートラインでの差はあるかも知れない。しかし、特別な境遇にある人たちよりも強く情熱を持って取り組めば、何事にも負けないはずだと私は信じている。また、情熱は不思議と「運」をも引き寄せ、不可能だと思っていたことを可能にしてしまう力も持っている。

(『すべては一杯のコーヒーから』  松田公太 著  新潮社 P.12より引用 )

今年私が意識していること。それは、1日1日、情熱を込めて生きることです。最近の日本の経済情勢や治安、地震災害、外国との外交事情などを知れば知るほど、「今当たり前に感じているこの環境が、明日あるとは限らない」ことを実感します。

私は今は、好きなことを仕事にして、大切な家族や友人、仲間、クライアントなど会いたい人たちと会い、おいしい食事をとりながら笑いあったり、ときには旅行を楽しむことができています。しかし、この環境が明日ある保証がないと実感したら、行動はどうなるでしょう?

また、自分の身が実際に危険にさらされたときも同様です。会社が深刻なピンチに見舞われたとき。大口の取引先を失ったとき。重大な失敗をしてしまったとき。それを挽回するためにアドレナリンが全身を駆け巡ります。

危機感が高まると、自然と情熱を込めて生きるようになります。情熱を込めて生きると、ものごとを先送りをしなくなります。今すぐやるようになります。今日やるべきことを今日中にやってしまうと、未完了感がなくなり、充実感を味わいながら眠ることができます。
こんな日々を365日継続することができたら、間違いなく最高の1年になるだろうと思えます。

今年の私のスローガンは「情熱を込めて、今すぐやれ!」です。1日の中で、何十回とこの言葉を自分に投げかけています。人間の活動の9割以上は無意識でやっています。つまり、過去の経験の延長でできることばかりやっているということです。日頃、当たり前に行なっているアクション1つ1つに、どれだけ情熱を込めることができるか。そして、それを今すぐやる瞬発力を持てるか。それを1日の中で何度も繰り返し自分に問いかけることで、得られる結果は全く違ったものになるのではないでしょうか。

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