Vol.71 『情熱を込めて、今すぐやれ!』
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(『すべては一杯のコーヒーから』 松田公太 著 新潮社 P.12より引用 )
今年私が意識していること。それは、1日1日、情熱を込めて生きることです。最近の日本の経済情勢や治安、地震災害、外国との外交事情などを知れば知るほど、「今当たり前に感じているこの環境が、明日あるとは限らない」ことを実感します。
私は今は、好きなことを仕事にして、大切な家族や友人、仲間、クライアントなど会いたい人たちと会い、おいしい食事をとりながら笑いあったり、ときには旅行を楽しむことができています。しかし、この環境が明日ある保証がないと実感したら、行動はどうなるでしょう?
また、自分の身が実際に危険にさらされたときも同様です。会社が深刻なピンチに見舞われたとき。大口の取引先を失ったとき。重大な失敗をしてしまったとき。それを挽回するためにアドレナリンが全身を駆け巡ります。
危機感が高まると、自然と情熱を込めて生きるようになります。情熱を込めて生きると、ものごとを先送りをしなくなります。今すぐやるようになります。今日やるべきことを今日中にやってしまうと、未完了感がなくなり、充実感を味わいながら眠ることができます。
こんな日々を365日継続することができたら、間違いなく最高の1年になるだろうと思えます。
今年の私のスローガンは「情熱を込めて、今すぐやれ!」です。1日の中で、何十回とこの言葉を自分に投げかけています。人間の活動の9割以上は無意識でやっています。つまり、過去の経験の延長でできることばかりやっているということです。日頃、当たり前に行なっているアクション1つ1つに、どれだけ情熱を込めることができるか。そして、それを今すぐやる瞬発力を持てるか。それを1日の中で何度も繰り返し自分に問いかけることで、得られる結果は全く違ったものになるのではないでしょうか。
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