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2004年12月 1日 (水)

Vol.68 『商品が最大の効果を発揮するためのアイデアも商品になる!』

エジソンは、他の人が発明したものを研究して、さらに使いやすいものや便利なものに改良するという点でも、素晴らしい才能を発揮しました。例えば・・・。「電話」を発明したのは、グラハム・ベルです。しかし、ベルが発明した電話機は、相手の声が大変聞きとりにくいものでした。これをよく聞こえる電話機に改良したのは、エジソンです。(中略)また、発明品が実用できるところまでちゃんと面倒を見たという点でも、エジソンはすごい人でした。例えば、電球を発明しても、それだけでは終わりません。各家庭でも使えるように、電気を届けるシステムまで作りました。それまでランプやガス灯しかなかったところに電気を送るシステムを作るのですから、大変なことです。

(『天才たちの共通項』  小林正観 中村多恵子 著 宝来社 P.10より引用 )

モノづくりをする人の中には、それを発明することだけに情熱を燃やし、「それをどう売るか」「どう日常で活用するか」には関心を示さない人もいます。一方で、エジソンのように電球を発明したあとにそれを各家庭にまで届けるシステムまで作り出すような人がいます。このように「全工程が見えている」人の仕事は、尽きることがありません。

私は常々、「全工程が見えているか?」を意識したいと思い、次の質問をときどき自分に投げかけています。

「自社の商品が最大の効果を発揮するために何ができるだろうか?」

たとえば、先日出版した拙著『夢現力』を題材にして私の例をご紹介しましょう。私はその価値を伝えるために、いかにしてこの本を創り上げたかをまとめた「メイキングオブ夢現力レポート」を執筆し、出版記念キャンペーンに協力していただいた方にプレゼントしました。そのレポートは無料でしたが、「値段をつければ絶対売れますよ」と高い評価を得ました。またあるとき、読者から受け取ったメールに、次のように書いてありました。「仲間との勉強会で『夢現力』を教材として利用させてもらっています」と。本の内容を題材としてディスカッションすることで、自社のビジネスのアイデアを生み出すことができたそうです。このような使い方を他の読者にもお知らせすることで、手元にある本の価値を何倍にもできそうです。さらにもう1つの例ですが、「本に書かれた内容を顧問先の社長達にお伝えしたい」という税理士の先生がいて、セミナーを行ったこともありました。

このように、1冊の本の中に書かれたことの価値を充分に伝えるために、その周辺にはいろいろなアイデアのチャンスがあることが分かります。それは世の中をよくすることにつながると同時に、結果的には自分にも返って来ます。あなたは、全工程が見えていますか?

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