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2004年10月 1日 (金)

Vol.66 『十年後の自分をイメージしたこと、ありますか?』

十年後のキミを、具体的にイメージしてみよう。どこで、どんな服装で、どんな歩き方で、どんなことを考えているか?そのイメージに向かって日々を過ごすんだ。(中略)自分がなりたいと思ったイメージには、絶対なれると信じる。あなたにそのイメージができるということは、それを達成できる能力を神様があなたに与えてくれていることにほかならない。つまり、その人がすでにイメージどおりになれるということに等しい。自分で思いついたことは、百パーセント達成可能だから思いつくのだ。

(『6000人を一瞬で変えたひと言』  大越俊夫 著
サンマーク出版 P.37より引用 )

私はセミナーなどで「10年後のビジョンを描いて、紙に書いてみましょう」という課題を出すことがあります。そうすると、スムーズに書ける人は少数派で、多くの人は戸惑うようです。ペンが進まない理由は「こんなことは“自分にはムリだ”と感じて、反応的にそれを拒否する」こともありますが、それ以前に「ビジョンが思いつかない」人も多いようです。

私は今でこそ、「ビジョンを描こうよ」と人に提案していますが、社会人になりたての頃はビジョンを描くことがなかなかできませんでした。漠然と「独立したい」とか「社長になる」というぐらいの夢はありましたが、具体的にどうなっていたら最高な状態かを聞かれると、言葉が出てこないのです。その頃は、そもそも「こうなりたい」という憧れる人もいなかったし、「こんな体験を自分もしたい」と思えるような魅力的なことも知りませんでした。つまり、自分の中の情報量が少なすぎて、イメージが湧かなかったのです。

私にとって、それを克服する最大の秘訣は「未知なる人との出会いと会話」でした。
その当時、私は営業活動を通していろいろな経営者と出会いました。そして彼らの体験談にひたすら耳を傾けているうちに、「ああ、こういう世界があるんだなあ」と少しずつ疑似体験値が蓄積していきました。

それらの中には、今すぐできることもあったので、実際にやってみました。例えば、勇気を出して一流のホテルに泊まってみる。新幹線のグリーン車でゆったりとワインを飲みながら移動してみる。海外旅行に行った後に、現地で知り合った人とメールのやり取りをして、「海外にも知人がいる」という国際的な実感(?)を味わってみる。本を書くのは難しいとしても、簡単な書評を知人に送ってみる。それらを積み重ねていくうちに、徐々に「こんなことが日常的にできたらいいな」という感覚が芽生えてきました。少しでもかじったことならイメージが湧きます。ビジョンは頭の中だけで考えても出てこないときがあります。そんなときは、その初めの一歩を踏み出す勇気がビジョンづくりを後押ししてくれるように思います。

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