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2004年7月

2004年7月 1日 (木)

Vol.63 『次のチャレンジが見えているか?』

堀さんの部下育成術の1つに、『1ランク上の仕事をこなせるようにしろ』と言いつづけてきたことがあります。それは必ず向上心につながるそうです。「君は今これをやっているけれども、本当はいつの日か、もうそう遠くないときに、あの仕事をしなくちゃならない。そのときにちゃんとやれるかどうか考えてやってごらん」と言って、目標意識を持たせるのです。(中略)そのように言われることで、スタッフは常に焦点が告ぎのステージに向かっているので、心構えができて、結果的に実力もついていくのです。

(『夢現力』 和仁達也 著  ゴマブックス P.125より引用 )

あなたは今の1ランク上のステージがどのような状態か、想像したことがありますか?最近はどうでしょう。私はかつて、仕事がマンネリ化したり、忙しくて視点が近過ぎると、生活にワクワク感がなくなり、退屈さや焦燥感にさいなまれることがありました。そして、そこから脱却する和仁流のコツを見出しました。それは、次のチャレンジを明確にすることです。

たとえば、英会話の勉強。私は1年前から電話でのレッスンを毎週受け始めました。英語で書かれたビジネス書を毎月1冊目を通すことも始めました。最初は今までに無い世界が私の生活にやってきたという感じで、とても新鮮でワクワクしながらやっていました。しかし、日が経つにつれて、それが当たり前になり、マンネリ化するときがやってきます。その理由の1つは、当初の目標がいつの間にか到達できているからです。まがいなりにも外国人コーチと毎週20分間、電話で会話をし、本棚に洋書がずらっと並んでいる光景が自然なことになっていたのです。決して納得がいくような実力がついていたわけではないのですが、目標があいまいなので、達成感がないのです。そして、次の目標値をつくらない限り、さらなる向上心が引き出せないことに気づきました。

そこで私は大胆なチャレンジを掲げました。それは、「年末までに英語でキャッシュフロー経営のセミナーを行なう」というものです。これを実現しようと思ったら、今の延長上のやり方では到底不可能です。根本的にやり方を考えなくてはなりません。

そこで私はアイデアを思いつきました。プランはこうです。私が日本語で話した60分のセミナー原稿を英訳してもらい、テープと原稿をつくります。それを移動中に繰り返し聞いて、声を出して読むのです。また、毎週電話で発音のチェックを受けます。また、定期的にロープレを行い、ちゃんと外国人に伝わるかどうかのチェックを受けます。心の中では「本業の仕事をやりながら、そんなことが本当にできるのだろうか!?」という気持ちもあります。限られた時間の中での挑戦なので、どこまでやれるのかドキドキしていますが、1年後の成果がとても楽しみです。1年後にはどんなチャレンジを掲げることができるのだろう!?

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Vol.63 『ちょっと高めの目標も、2倍の時間を つかえば達成できる。』

 営業会議でのこと。社長が営業マンに対して発表しました。「今年はこれまでで最高の目標を目指します。1人あたり月商1000万円だ。そして、この目標が達成されたとき、私たちは次のステージに向かっていけるし、そのために必要なスキルや知識はすでに身についているはずです」
その目標値は、これまでの150%の水準でした。そのとき、ある営業マンは言いました。

「この目標を目指したいのはヤマヤマですが、正直言って、自信がありません。少なくとも今の私にはできません」
これは素直な意見でした。私たちは高めの目標を提示されると、反射的に「できない理由」が頭に浮かびます。それが脳に栓をして、それ以上考えることをさせてくれません。そこで私は、その栓を抜くために彼もふくめ営業マン全員にある質問をしました。

「みなさんはすでに目標を達成する知識やスキルは持っているはずです。その証拠に、1ヶ月で500万円はみんな達成できるでしょう?」
皆、「それぐらいなら当たり前でしょう」という顔をして、うなずいています。

「ということは、倍の2ヶ月かければ1000万円の売上を達成できるということですよね。では、なぜ1ヶ月ではできないのでしょうか?そこに改善のヒントがあると思いませんか」

この会話の中で私がやったことは、部下が仕事を先送りする(あるいは保険をかけて余裕たっぷりの納期設定をする)癖があることを前提に、具体的な時間見積を立てさせ、その時間の確保を要求することにシフトする、ということです。
仕事を依頼するときは、この会話を付け足すだけで何倍もスピードアップするかも。

そうすると、具体的にどう考えればよいかの切り口が見出せるようになりました。
「2ヶ月かかっていた動きを1ヶ月で実現するには、どんなスケジューリングの仕方をすればいいのだろうか」「報告のミスやお客さんとの連絡不足で、受注できるはずのものを逃していた。伝達の仕方を改善すべきだ」「集客から受注までのプロセスを見直すべきだ」
「1回1回の営業の受注率を高められるよう、トークや資料を改善しよう」
できない理由から発想するのではなく、できるという前提から考える。そのきっかけは、こういうちょっとした質問から生まれてくるのかも知れません。

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今月の本棚 【2004年6月】

1)「実践する経営者」
P・F・ドラッカー 著/ダイヤモンド社

再読。経営者としての自分をチェックするときに便利な1冊。

2)「金持学」
関口房朗 著/宝島社

豪快なお金の使い方、人付き合いの仕方に触れて刺激を受けたいときに読みたい。

3)「死の壁」
養老孟司 著/新潮社

4)「TFT思考場療法入門」
ロジャー・J・キャラハン 著/春秋社

指でツボを数箇所トントン叩くだけで、心の痛みが取れるとは!?実際に体験してびっくりした。

5)「EFTマニュアル」
ギャリー・A・フリント 著/春秋社

6)「買いたい心に火をつけろ!」
ハリー・ベックウィス 著/ダイヤモンド社

7)「ちびギャラ よんっ」
ボンボヤージュ 著/ゴマブックス

8)「この世で一番の奇跡」
オグ・マンディーノ 著/PHP研究所

お金と時間と心のバランス、仕事と家庭のバランス、自分と周りとのバランス。いろいろなバランスを保つことの大切さに気づかせてくれる1冊。

9)「小さいことにくよくよするな!」
リチャード・カールソン 著/サンマーク出版

5年ぶりに再読。ストレスを軽減させる発想に触れたいときに、タイトルを読むだけでも効果がある。

10)「こうすれば伸ばせる!人間の賞味期限」
木村政雄 著/祥伝社

人間の賞味期限、人間関係の賞味期限。いかに引き伸ばすかのヒントが得られる。

11)「スピリチュアルな人生に目覚めるために」
江原啓之 著/新潮文庫

12)「江原啓之のスピリチュアル子育て」
江原啓之 著/三笠書房

13)「天賦の作法」
小阪裕司 著/大和書房

14)「できる男が選ぶ生き方ビジネスダディ」
トム・ハーシュフェルド ジュリー・ハーシュフェルド 著/きこ書房

現代におけるビジネスと育児の両立本。父親になる人は読んでおきたい1冊。

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