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2004年1月

2004年1月 1日 (木)

Vol.57 『ひとりの時間を確保する。』

人づきあいのことに話を戻すが、家の外にいてもらいたい人もいれば、居間に入ってもらいたい人もいる。キッチンに入ってもらいたい人もいるし、屋根裏部屋にあがってもらいたい人もいる。中には、あなたの寝室に入ってもらいたい人もいる。しっかりした境界線を作るというのは、あなたの生活の中で他人が占める場所をきちんと決めるということだ。他人に好き勝手な場所に入ってきてもらっては困るのだ。さて、この境界線の話と「立ち止まる」ことと、何の関係があるのだろう?「立ち止まる」というのは、ほかの人に向かって、いわばこう言うようなものだ。「みんな、ちょっとここから出てってくれる?準備ができたら、あとで呼ぶから!」。

(『急がない!ひとりの時間を持ちなさい』 デイヴィッド・クンツ 著 
主婦の友社 P.171より引用 )

 生産性の向上が至上命題になりつつある今、気が付かないうちに過労で心身ともに擦り切れている、ということがあります。仕事と心、身体のバランスをいかに保つか、が極めて重要な課題になってきています。特に、心と身体へのケア、どのくらい実践できていますか?
 私は以前はここに全く意識を払っていなかったので、ストレスがピークにくると風邪を引いたり、肩がこったり、気分的にトーンダウンしたりしました。そこで、ある時から私は、仕事が集中的に立て込んで余裕がなくなることを見通した時点で、必ず次のことを行うようにしました。その結果、大きな問題が発生する前に予防できるようになりました。

まず、大きく深呼吸をする。(余裕がない時、ちゃんと息をしていないのです!)
夜寝る前と、朝起きる前にベッドの中で、「私の身体と心はあらゆる面で毎日ますます良くなっている」とつぶやく。(自己暗示です)
血液の循環を良くするための腕振り運動を100回やる。(両腕をまっすぐ前に持ち上げ、重力に任せて後ろまで振り、また元に戻すことの繰り返し)
仕事の帰り道にミスドに寄って、コーヒーを一杯飲みながら、1日の振り返りと今後1ヶ月の見通しについて、イメージを頭の中でボーっと描く。
いつもなら移動の新幹線の中では、講演テープを聴きながら本を読んでいるが、それを辞めて、30分ぐらい窓の外をボーっと眺めている。
ハードスケジュールを乗り切ったご褒美として、車で2時間程度で行ける近場の温泉旅館に予約を入れ、お楽しみを作る。
  
 これらによって、心のケアはかなりできるようになりました。そのためには、ひとりでいられる時間を「積極的に」確保することが必要です。ふつうにしていれば、誰かが近くにいるものです。あなたはひとりの時間、ありますか?

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Vol.57 『必然性を利用して、価値を高める。』

 サービスの付加価値を高め、収益力を上げることは、多くの企業の共通課題になっています。ディスカウント競争に入ると、規模の拡大をせざるを得なくなり、気が付けば借金体質に陥るか、当初の理念から離れた企業に成り下がるケースが多いようです。

そこで、いかにして付加価値を高めるか、ということですが、私が日頃意識している重要な質問があります。それは、次の質問です。

「この必然性をいかに利用すれば、さらに価値を高められるだろうか?」

例えば、美容院に散髪に行くと、髪を切るプロセスの中に必ずシャンプーをするという必然性があります。そのときに、ただ髪を洗うだけでは芸がありませんよね。私が通っているお店では、頭皮マッサージを入念にやってくれるのですが、これが楽しみだったりします。私はよく肩や背中がこるので、定期的にマッサージを受けに行きます。ところがそこでは髪型が崩れてしまうからかも知れませんが、頭はマッサージしてくれません。でも美容院ではそんな心配がないので、頭に対するマッサージは存分にできるのです。これを利用しない手はありませんよね。それを商品化できるレベルに仕上げれば、客単価はアップします。

それから例えば税理士であれば、巡回監査といって月に1回顧問先を訪問するという必然性があります。そのせっかくの機会があるのに、社長と全く口も利かずに、ただ書類を手渡して帰るだけのスタッフもいるようです。そこでコミュニケーションを交わさないのなら、郵送した方が人件費の節約になるのです。しかし、もしそこで話好きな社長の話し相手にでもなれれば、そこでニーズを吸い上げて、後日それに関連した新聞記事や書籍などの「情報のプレゼント」をしてあげることもできるのです。あるいは、コーチングの勉強をして、社長の1ヶ月の振り返りや来月の目標設定を手助けすることも可能でしょう。それが出来たら、コーチング料をプラスすることで顧問料はアップできるのです。

 このようなことは、異業種の仕事の流れを見ていると気がつきやすいものです。あなたの仕事では、さらに価値を高めるために、どんな必然性を利用できますか?

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今月の本棚 【2003年12月】

1)「商売の原点」
鈴木敏文 著/講談社

基本の徹底、データからの仮説検証、心理学を学ぶ。いずれも見過ごされがちだが重要なことである。

2)「商売の創造」
鈴木敏文 著/講談社

機会損失の撲滅の追求は、多くの企業の共通課題であろう。

3)「Advertising Secrets of the Written Word」
Joseph Sugarman 著/DELSTAR

ビジネスにおいて、ストーリーを語ることの大切さを理解したい。

4)「『売れるセールス』は女性にまかせなさい」
朝倉千恵子 著/こう書房

5)「お金がないから成功できる『波乗り』経営」
主藤孝司 著/フォレスト出版

プレゼン力を高めたい人は迷わず読もう。中身が充実しているなら、外見も磨くべし。

6)「バカの壁」
養老猛司 著/新潮新書

7)「鉄腕アトムのロボット学」
福田敏男 著/集英社

8)「社長!こんな税理士が会社をダメにする」
平山憲雄 著/日本実業出版社

9)「あなたはナンバーワンになれる」
頼朝 著/河出書房新社

分かりやすくて為になる。ホストがマネジメント論を書いているというギャップも良い。

10)「漂流国家ニッポンの大問題!」
井戸一平 他 著/宝島社

11)「本気の教育でなければ子どもは変わらない」
橘川幸夫 著/平凡社

中学生ですらここまでやっているのだから、経営者がやれないわけがない。気合が入る一冊。

12)「ちょっと話してみました」
船井幸雄 浅見帆帆子 著/グラフ社

夢が叶うと信じるために、叶う道筋をつくることが大切。そのために専門家の力をかりれば良いのであろう。

13)「お金持ちになれる1分間の魔法」
マーク・ヴィクター・ハンセン&ロバート・アレン 著/徳間書店

再読。ロバートの本は時々読み返すことで、視野を遠くに置くことができる。

14)「ロバート・アレンの実践!億万長者入門」
ロバート・アレン 著/フォレスト出版

再読。

15)「実践的オンラインマネー獲得法」
ロバート・アレン 著/東急エージェンシー

再読。

16)「60分間・企業ダントツ化プロジェクト」
神田昌典 著/ダイヤモンド社

再読。

17)「お金をかけずにお金を稼ぐ方法」
ジェイ・エイブラハム 著/PHP研究所

再読。年に数回、ビジネスモデルを見直すために読みたい本。

18)「セクシープロジェクトで差をつけろ!」
トム・ピーターズ 著/TBSブリタニカ

再読。

19)「知能販のプロになれ!」
トム・ピーターズ 著/TBSブリタニカ

再読。

20)「ブランド人になれ!」
トム・ピーターズ 著/TBSブリタニカ

再読。

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