« Vol.56 『マズいメロンより、美味しいスイカ。』 | トップページ | 今月の本棚 【2003年12月】 »

2003年12月 1日 (月)

Vol.56 『過去の記録がやる気を引き出してくれる。』

時間で区切ると、さぼろうと思えばいくらでもさぼれます。時間が過ぎるのを、待っていればいい。しかし、強くなるために多くこなそうとすれば、自分のやる気を高めなければいけません。部員のデータは常に取ってありますので、子ども自身が本気になってやろうと思えば、参考データはいくらでもあります。さぼっている子どもを見て、「こら、さぼるな、やれ」と追い込んでいくと、逆に子どもは目を盗んで、もっと上手にバレないようにさぼってやろうと思ったりもします。私の場合は、いいたくなるのをぐっとこらえて、「さぼりたかったらさぼれ。でも、先輩のデータはこうやで」と、子どもたちの内面からのやる気を待ちます。指示したくなって、のどから言葉が出かけますが、ここが我慢のしどころです。

( 『本気の教育でなければ子どもは変わらない』 原田隆史 著 旺文社
P.136より引用 )

 人に言われてからやるよりも、自分でモチベーションを高めて頑張った方が良い。それは、多くの人が言うことでしょう。しかし、実際には人にお尻を叩かれないと行動を起せない人が多いのも事実です。私も新人の頃は上司に怒鳴りつけられながら動いていました。しかし、事業主となった瞬間から、誰もお尻を叩いてくれません。その開放感と逆の意味での厳しさを肌で感じました。これは、サラリーマンから独立した方であれば多かれ少なかれ実感することではないでしょうか。

 特に私は事務所が自宅でしたので、サボろうと思えば、いくらでもサボれてしまいます。そこで、時間の使い方について自分で自分をマネジメントしなくてはいけないと痛感し、開業以来、「いつ何をしたか」「どんな業務に何時間を使ったか」をすべて記録していくことにしました。もうかれこれ5年になります。今改めて5年前の手帳を振り返ると、いかに荒っぽい時間の使い方をしていたか、とビックリします。

 私の手帳は、見開きで1ヶ月30日間の予定が1時間単位で書き込めるスタイルになっています。そして、報酬を頂いた仕事にはマーカーで色をつけ、その色がついた面積で視覚的に時間の有効活用度が分かるようにしてあります。昔は、スカスカに時間が空いていました。しかし、その当時としてはそれなりに忙しいと感じていたはずなのです。つまり、思考のスピードや行動の瞬発力が年々アップしたので、時間の刻み方が細かくなった、ということだと思います。以前は60分でやっと1つの仕事をしていたのが、今は60分あれば、3~4の仕事を並行してこなすことができます。これは過去の記録を残していたからこそ、なしえた成果だと思います。何をやったか、どんな成果を残したか。それを記録に残すことで、過去の自分に勝ち続けていることを確認でき、達成感を味わえるのです。

|

« Vol.56 『マズいメロンより、美味しいスイカ。』 | トップページ | 今月の本棚 【2003年12月】 »

今月のワニレポ(今月の一冊から)」カテゴリの記事