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2003年12月 1日 (月)

Vol.56 『マズいメロンより、美味しいスイカ。』

 人の価値観って、面白いなあ、と思う出来事がありました。今年のお盆休み、私は家族と仲間達と共に、豪華客船「飛鳥」の3泊4日の船の旅を楽しみました。東京から八丈島に行き、三重県の熊野大花火を見て、横浜に戻る周遊ツアーです。船の旅なんて未知なる体験だったので、ワクワクドキドキし、あっという間でしたが楽しいひとときを堪能しました。帰ってから、知人にその話をしたところ、「うわ~、リッチだねえ」なんて言っていました。それで、私は彼に「あなたはどこに行ったの?」と尋ねると、「5日間ほどハワイに家族で。」と言うではありませんか。
「ちょ~っと待った!リッチなのは、どっちですか?」
彼の言い分はこうでした。ハワイには度々行っているし、パックツアーで格安で行っているから、国内ではあっても豪華客船の旅の方がリッチな気がする、と。

私は本を毎月20冊程度買います。それを全て保存していては、狭い部屋がさらに狭くなるので、保存版にすべき本以外はすべて処分しています。私にとって雑誌は新聞感覚です。つまり、その日のうちに処分します。本は雑誌感覚です。つまり、1ヶ月以内に処分します。私にとっては、必要な情報さえ入手すれば、2度と読まない本を保存する必要性はありません。すると、それを聞いた友人は「勿体無い!」と言いました。そういう彼は、私が本につぎ込む以上のお金をタバコとお酒につぎ込んでいたります。「勿体無いのはどっち?」

先日、あるお店で、スイカが1つ6千円で売っていました。スイカにしては高めですよね。きっと、よほど手間をかけて育てたスイカなのでしょう。味も相当良いと期待できます。それを買っている人を見て、ある人が「うわっ、リッチだなあ。」と言いました。でも、その人は8千円のマスクメロンを買っていました。「リッチなのは、どっち?」

そのとき私が気づいたのは、人は既成概念でモノの価値を見ていることが多いということです。「船の旅は贅沢である」「本を処分するのは勿体無い」「スイカに6千円を払うのは贅沢である」そう言う人が、実は別のところでは他人から見たら「勿体無い」「贅沢だ」と言われるようなお金の使い方をしていることはよくあるのです。
他人の価値観に左右されず、自分の中に価値決定基準を持ちたいものだと思いました。

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