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2003年9月 1日 (月)

Vol.53 『ご褒美として、自分に報告書を書く。』

強みを知る唯一の方法。何かをすることに決めたら、何を期待するかを書きとめる。九か月後、一年後に結果と照合する。私自身これを50年続けている。そのたびに驚かされる。誰もが驚かされる。こうして自らの強みが明らかになる。自らについて知りうることのうち、この強みこそ最も重要である。

(『仕事の哲学』 P.F.ドラッカー 著 ダイヤモンド社 P.57より引用)

 会社に勤めていたとき、月末になると、その月の活動結果と来月の目標についての報告書を毎月書いていました。それは上司に提出するために。もちろん今も報告書を書きます。しかし、1つ違うのは、今は自分に報告書を書いている、という点です。

 私は年初に1年間の大きな目標を書き上げます。そして、それに基づき、毎月1日に「こうなりたい」という成果目標と「これをする」という行動目標をA4・1枚に書いています。それを、自分のコーチやパワーパートナーにメール送信しています。それは、何も彼らに読んでもらうために書いているのではありません。自分に対して書いたものを他の人の目にも触れさせることで、さらに自分に心地良い緊張感を与えているのです。

 これは、ぜひ成長意欲の高いあなたにも試していただきたいのですが、まずワープロに向かって、A4の用紙を用意し、その冒頭に、「今月の成果目標」を書き出します。例えば、「受注目標○○円」とか「▲▲を達成する」、「◎◎を完了させる」など。
 そして、次に「今月の行動目標」を書き出します。「つまり、○○をする」ということを箇条書きでどんどん書きつづけます。その際に、私は手帳を開いて、一ヶ月の行動スケジュールを眺めながら書き出していきます。

 さらに私の場合、ある1つの特長があり、それがすでに達成されたかのように「完了形」で書いています。「▲▲を達成した」「○○を行った。」というように。自分の脳に、既に到達しているという錯覚を起させるためにです。

 そして、月末には、その結果を書くのです。当然、月初に予定していなかったけど達成したことや、自らを大きく前進させた行動があれば、それも書きます。その箇条書きにした項目が多ければ多い程、自分に対する「達成感」というご褒美が与えられることに気づきます。
この方法をある方に紹介したところ、「これ、いいね!楽しみが増えました」と喜んでいました。
 工業化社会から情報化社会に移行して、生産手段が工場から頭脳に移っている今、目に見える形で自分の足跡を書き残す価値は極めて大きいと実感します。

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