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2003年9月

2003年9月 1日 (月)

今月の本棚 【2003年9月】

1)「小さな会社の儲かるアタマの使い方」
山本隆雄 著/あさ出版

2)「定年後『ひとりビジネス』成功集」
船橋利幸 著/小学館文庫

3)「サービス哲学」
窪山哲雄 著/オーエス出版

4)「小さな会社社長のルール」
竹田陽一 著/フォレスト出版

5)「社長をだせ!実録クレームとの死闘」
川田茂雄 著/宝島社

6)「儲けを生みだす悦びの方程式」
小阪裕司 著/PHP研究所

7)「変革の哲学」
P.F.ドラッカー 著/ダイヤモンド社

8)「金持ちA様×貧乏B様~成功の気づき方~」
日テレ

ちょっとした判断の違いがこれほど大きな違いを生み出す。簡潔だが、気づきのある本。

9)「会議なんてやめちまえ!」
スコット・スネア 著/早川書房

会議時間と頻度があまりにも多すぎる、と思ったら、チェックしてみたい。

10)「これが答えだ!部下の潜在能力を引き出す12の質問」
カート・コフマン&ゲイブリエル・ゴンザレス=モリーナ著/日本経済新聞社

11)「自己プロデュース力」
齋藤孝 著/大和書房

自分の表現方法について、大いなるヒントが見つかる1冊。

12)「コーチングのプロが教える心を動かすリーダーシップ」
鈴木義幸 著/日本実業出版社

内容もさることながら、本の作り方自体もユニークで勉強になる。

13)「カルロス・ゴーン経営を語る」
カルロス・ゴーン&フィリップ・リエス 著/日本経済新聞社

14)「成功する人たちの起業術はじめの一歩を踏み出そう」
マイケル・E・ガ-バー 著/世界文化社

原書を以前読んだ(眺めた)ことがあるが、訳書が出てよかった。個人会社から組織会社に発展させるプロセスが参考になる。

15)「経営者の条件」
P・F・ドラッガー 著/ダイヤモンド社

時間の使い方を記録せよ、というメッセージには勇気付けられた。お金も時間も記録してこそ改善があるよね。

16)「マネジメント」
P・F・ドラッガー 著/ダイヤモンド社

17)「プロフェッショナルの条件」
P・F・ドラッガー 著/ダイヤモンド社

18)「ドラッガーの箴言 日本は、よみがえる」
望月護 著/祥伝社

今後の日本の展望を考える上での根拠づくりに役立つ。

19)「楽しくなければ会社じゃない」
堀貞一郎 著/プレジデント社

再読。考え方の基軸を正してくれる。

20)「大丈夫!うまくいくから」
浅見帆帆子 著/幻冬舎

漠然と思っていることを、分かりやすく伝えてくれるので、納得感がある不思議な1冊。

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Vol.53 『ご褒美として、自分に報告書を書く。』

強みを知る唯一の方法。何かをすることに決めたら、何を期待するかを書きとめる。九か月後、一年後に結果と照合する。私自身これを50年続けている。そのたびに驚かされる。誰もが驚かされる。こうして自らの強みが明らかになる。自らについて知りうることのうち、この強みこそ最も重要である。

(『仕事の哲学』 P.F.ドラッカー 著 ダイヤモンド社 P.57より引用)

 会社に勤めていたとき、月末になると、その月の活動結果と来月の目標についての報告書を毎月書いていました。それは上司に提出するために。もちろん今も報告書を書きます。しかし、1つ違うのは、今は自分に報告書を書いている、という点です。

 私は年初に1年間の大きな目標を書き上げます。そして、それに基づき、毎月1日に「こうなりたい」という成果目標と「これをする」という行動目標をA4・1枚に書いています。それを、自分のコーチやパワーパートナーにメール送信しています。それは、何も彼らに読んでもらうために書いているのではありません。自分に対して書いたものを他の人の目にも触れさせることで、さらに自分に心地良い緊張感を与えているのです。

 これは、ぜひ成長意欲の高いあなたにも試していただきたいのですが、まずワープロに向かって、A4の用紙を用意し、その冒頭に、「今月の成果目標」を書き出します。例えば、「受注目標○○円」とか「▲▲を達成する」、「◎◎を完了させる」など。
 そして、次に「今月の行動目標」を書き出します。「つまり、○○をする」ということを箇条書きでどんどん書きつづけます。その際に、私は手帳を開いて、一ヶ月の行動スケジュールを眺めながら書き出していきます。

 さらに私の場合、ある1つの特長があり、それがすでに達成されたかのように「完了形」で書いています。「▲▲を達成した」「○○を行った。」というように。自分の脳に、既に到達しているという錯覚を起させるためにです。

 そして、月末には、その結果を書くのです。当然、月初に予定していなかったけど達成したことや、自らを大きく前進させた行動があれば、それも書きます。その箇条書きにした項目が多ければ多い程、自分に対する「達成感」というご褒美が与えられることに気づきます。
この方法をある方に紹介したところ、「これ、いいね!楽しみが増えました」と喜んでいました。
 工業化社会から情報化社会に移行して、生産手段が工場から頭脳に移っている今、目に見える形で自分の足跡を書き残す価値は極めて大きいと実感します。

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Vol.53 『最近、10分間以上真剣に話を聞いて もらったのは、いつ?』

 ある会社で、コーチング研修をやっていたときのことです。3人1組になって、1人はコーチ役、1人はクライアント役、1人は観察者として、10分程度のロールプレイングを行いました。コーチングは、的確な質問を投げかけて、クライアントの行動を後押しし、目標達成を支援するコミュニケーション技術のことです。そのロープレが終わった後、コーチ役の人に感想を聞くと、ほぼ全員から同様の意見があがりました。

「いや~、質問しないといけないのに、コーチ役の自分がつい、しゃべり過ぎました。」

「これは、聞く練習ですよ」と前置きして行ったロープレでも、これです。真剣に会話を行うほどに、自分の考えを伝えたくなるようです。なぜ、このようなことが起こるのか、考えてみました。そして、2つ気が付いたことがありました。

1) コーチは、相手が言っていることの表面だけを見て、自分の経験と価値観を元に勝手にストーリーをつくり、それをしゃべりたいという誘惑にかられている。
(本当は、相手の中にある核心を引き出すことを目的に話を聞くと、ちゃんと最後まで口を挟まずに聞きに徹することができるのだが)
2) 相手(クライアント役)が聞く姿勢をつくってくれているので、ついしゃべりたくなる。コーチ役の人も、日頃自分の話を真剣に聞いてもらう機会が少ないだけに、余計に。

 この現象の背景には、「周りの人に気にかけてもらったり、真剣に話を聞いてもらう機会が圧倒的に少ないことからくる、我々現代人の“寂しさ”」があるような気がします。

 よく考えてみると、この1週間で誰かに10分以上、ちゃんと聞く姿勢を整えて自分の話を聞いてもらったことがあったでしょうか?意外と少ないことに気づきます。それが12回続くと1年です。そのような1年間を、私達はもうどれだけ積み重ねているのでしょうか。 話を聞いてくれることが、どれだけ嬉しいことか、気づかされた瞬間でした。

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