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2003年8月 1日 (金)

Vol.52 『与えると、エネルギーが高まる。』

与えるとエネルギーが回復します。そして与える側も受け取る側も受け取れるのです。与えることは、問題がある時や進歩が滞っている時に流れを作り出します。逆に言えば、与えることを拒んでいる分野が何もなければ、問題を持つことはあり得ないのです。与えることは一見、矛盾しています。与えると表面的には失うように感じますが、実は、与えると受け取ることにオープンになり、豊かさを強く実感できるようになります。与えると枯渇したように感じる人は与えているのではなく、犠牲になっているのです。与えた後で傷ついた、あるいは拒絶されたと感じる人は、奪うために与えているのです。与えると私たちは幸せな気持ちになり、価値は意味を見出すことができます。与えるという態度が、人生のすばらしい活性剤であり、偉大な癒しの原則の1つなのです。

( 『癒し大全』 チャック・スペザーノ 著 VOICE P.20より引用 )

 与えると、エネルギーが高まる、という体験はありますか?私は、以前不思議な発見をしました。それは、私の気分がやや暗く、やる気がでない、低いエネルギー状態だったときでした。(ここ数年、そんな日はほとんどありませんが)突然、クライアントから相談の電話がありました。そして、いろいろ話を聞き、考えつく限りのアイデアを一緒に話し合い、最後に励ましの言葉をかけて電話を切ったのです。そしてふと、あることに気づいたのです。
 「いつの間にか、私の気分が明るく、前向きになっている。」と。

 自分の中で思考のベクトルが内側に向かっていると、どんどん内向的に、暗く、低いエネルギー状態に入って行きます。しかし、第三者と話をし、彼の力になろうという方向に意識を向け、私が持っているアイデアを分かち合ったら、どうでしょう?なんと、あっという間に気分が晴れやかになり、思考が前向きになり、エネルギーが高くなったのです。

 また、別の話ですが、先日ある勉強仲間の1人が、メーリングリスト(ネット上の会議室)で、人事制度に関する悩みを打ち明けていました。私はそれを読んだとき、お伝えできることがあると思い、考えを箇条書きにまとめて彼にメールしたのです。彼はとても喜んでくれました。そして、その行動は、私にも恩恵を与えました。それは、その箇条書きにした文章が、これまで私が無意識で行っていたことを実に端的に整理して表現していたので、そのままセミナー資料として利用でき、大勢のセミナー参加者にも喜んでもらい、感謝されたからです。

 そのとき気がつきました。「誰かをハッピーにする行動によって、自分もハッピーになれるのだ」と。その与えた相手自身が私にどんな見返りをしてくれるかどうかは、大きな問題ではない。それ以上の価値がなんらかの形で与えられるようです。

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