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2003年8月

2003年8月 1日 (金)

今月の本棚 【2003年8月】

1)「『孫子』に学ぶ仕事完遂力」
梅谷忠洋 著/PHP研究所

ビジネスマン必読の書。頭の中を空っぽにしておくことが、ヒラメキを多く得られるコツであることは、まさに実感!そのためにもメモは必須。

2)「牛乳神話完全崩壊」
外山利通 著/メタモル出版

牛乳に対する既成概念が強い人ほど、ショックを受ける。

3)「常識破りの超健康革命」
松田麻美子 著/グスコー出版

ライフスタイル革命に続き、常識を疑い、健康になりたい人は読みたい本。

4)「人生の選択」
大橋巨泉 著/講談社

久々の再読。人生設計を考える上で、参考材料になる。

5)「プレゼンスマネジメント」
鈴木義幸 著/日経BP

プレゼン力を高めたい人は迷わず読もう。中身が充実しているなら、外見も磨くべし。

6)「『スモールビジネス』成功のセオリー90!」
射手園達一 著/光文社

7)「成長経済の終焉」
佐伯啓思 著/ダイヤモンド社

意欲や動機が高まるのは、先の見通しがつくかどうか。このメカニズムは、経営にもいかせる。

8)「無法外資」
徳本栄一郎 著/講談社

おごることなく、社会の現実をよく見た上で、施策を実行する謙虚さが大切と実感させられる。

9)「暇つぶしの時代」
橘川幸夫 著/平凡社

「どんな時間の使い方をしたか」その納得と満足を満たすことが大切な時代。まさしくその通りだと思う。闇雲スケジューリングで忙しくするのはラットゲームでしかない。

10)「ビル・ゲイツの面接試験」
ウィリアム・パウンドストーン 著/青土社

前提条件を疑問視する力と、新しい視点から見る力。これは今後ますます磨いていきたい能力である。

11)「『クビ!』論。」
梅森浩一 著/朝日新聞社

前提条件をふまえないままの、よそからのノウハウ導入はあまりにも危険であることを気づかせてくれる。

12)「百万分の一の歯車」
松浦元男 著/中経出版

知的労働に対するプライドを貫く姿勢は小気味いい。

13)「タイムマシンをつくろう!」
ポール・デイヴィス 著/草思社

私が生きているうちに、タイムマシンが開発されるなら、未来に行くだろうか?それとも・・・。

14)「嫉妬学」
和田秀樹 著/日経BP社

ジェラシーを成長の原動力に使えるなら、ポジティブにとらえて活用すべき。エンビーとの違いはよく分かっておくべし。

15)「ブラック・ジャックはどこにいる?」
南淵明宏 著/PHP研究所

日本の医局システムは、一般人には知るべくも無い。こういうクローズドなシステムも、数年後にはオープンとなり、崩壊するであろう。

16)「私はどうして販売外交に成功したか」
フランク・ベトガー 著/ダイヤモンド社

再読。販売における最大の秘訣は「情熱」。情熱のある状態こそが、最大の成果を出すのであろう。その次にテクニックが必要になる。

17)「HOW TO GET RICH IN MAIL ORDER」
MELVIN POWERS 著/WILSIRE BOOK CO

アメリカでは20年以上も前から、これだけの広告ノウハウがあったんですね。日本ではここ数年でやっとやっているが。

18)「なぜ、あの人はうまくいくのか」
シャド・ヘルムステッター 著/きこ書房

再読。自分が自分に投げかける一語一句に耳を傾けてみよう。

19)「ウケる技術」
小林昌平 山本周嗣 水野敬也 著/オーエス出版社

写真とコメントのギャップが楽しい。笑いを分析的に解説した珍しい1冊。

20)「なぜあの商品は急に売れ出したのか」
マルコム・グラッドウェル 著/飛鳥新社

再読。人の集団心理のメカニズムは、ビジネスを行う上で把握しておきたい要素である。

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Vol.52 『与えると、エネルギーが高まる。』

与えるとエネルギーが回復します。そして与える側も受け取る側も受け取れるのです。与えることは、問題がある時や進歩が滞っている時に流れを作り出します。逆に言えば、与えることを拒んでいる分野が何もなければ、問題を持つことはあり得ないのです。与えることは一見、矛盾しています。与えると表面的には失うように感じますが、実は、与えると受け取ることにオープンになり、豊かさを強く実感できるようになります。与えると枯渇したように感じる人は与えているのではなく、犠牲になっているのです。与えた後で傷ついた、あるいは拒絶されたと感じる人は、奪うために与えているのです。与えると私たちは幸せな気持ちになり、価値は意味を見出すことができます。与えるという態度が、人生のすばらしい活性剤であり、偉大な癒しの原則の1つなのです。

( 『癒し大全』 チャック・スペザーノ 著 VOICE P.20より引用 )

 与えると、エネルギーが高まる、という体験はありますか?私は、以前不思議な発見をしました。それは、私の気分がやや暗く、やる気がでない、低いエネルギー状態だったときでした。(ここ数年、そんな日はほとんどありませんが)突然、クライアントから相談の電話がありました。そして、いろいろ話を聞き、考えつく限りのアイデアを一緒に話し合い、最後に励ましの言葉をかけて電話を切ったのです。そしてふと、あることに気づいたのです。
 「いつの間にか、私の気分が明るく、前向きになっている。」と。

 自分の中で思考のベクトルが内側に向かっていると、どんどん内向的に、暗く、低いエネルギー状態に入って行きます。しかし、第三者と話をし、彼の力になろうという方向に意識を向け、私が持っているアイデアを分かち合ったら、どうでしょう?なんと、あっという間に気分が晴れやかになり、思考が前向きになり、エネルギーが高くなったのです。

 また、別の話ですが、先日ある勉強仲間の1人が、メーリングリスト(ネット上の会議室)で、人事制度に関する悩みを打ち明けていました。私はそれを読んだとき、お伝えできることがあると思い、考えを箇条書きにまとめて彼にメールしたのです。彼はとても喜んでくれました。そして、その行動は、私にも恩恵を与えました。それは、その箇条書きにした文章が、これまで私が無意識で行っていたことを実に端的に整理して表現していたので、そのままセミナー資料として利用でき、大勢のセミナー参加者にも喜んでもらい、感謝されたからです。

 そのとき気がつきました。「誰かをハッピーにする行動によって、自分もハッピーになれるのだ」と。その与えた相手自身が私にどんな見返りをしてくれるかどうかは、大きな問題ではない。それ以上の価値がなんらかの形で与えられるようです。

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Vol.52 『“Eメールは遠くの人とのやりとりに使う” は、既成概念では?』

 その昔、私が新入社員だった頃、その会社ではEメールを社内の報・連・相のツールとして全社一斉に使うことが決まりました。その当時、Eメールでのやりとりは、「なんだか人間味がない、味気ない」という印象を持つ人が多かったのを覚えています。たとえば、同じ部屋にいる人にメールを送ると、「それって、直接言えばいいじゃん!」という感じで笑い話になっていました。場合によっては、Eメールがかえって直接的なコミュニケーションを妨げている、とすら解釈する人もいました。

 あれから10年近くが経ちました。今、社内での報・連・相が円滑でない会社の実態を見ていると、あの10年前の発想、既成概念に縛られている人が多いことに気がつきます。

 例えば、あるA社の話。普段、みんな外出していて、なかなか社内で顔を合わすことがありません。でも、上司に相談したいこと、報告したいことを抱えたスタッフがいます。よほどの重要なことなら、メモに残すなり携帯電話でアクセスするでしょう。でも、それほど緊急性がない用件だと、どうなるでしょう?

1) 顔を合わせたときに伝えようと思いつつ、1日、2日と経ち、報告の鮮度が落ちる。
2) 同時に3人に伝えたい用件があった。ただ、同時にその3人が社内にいることが滅多に無い。すると、たまたまその場にいた2人にだけ伝え、あと1人には伝え忘れてしまう。

 こういうことが、結果的に生産性を下げていることに気づきます。これはどうして起こるのでしょうか?それは、仕事の仕方が10年前とは変わっているのに、10年前の発想のままメールを活用している、ということです。つまり、「Eメールは遠くの人とのやりとりに使うツールだ」という既成概念が邪魔をして、身近な仲間とのコミュニケーションの円滑化に使うという発想を妨げているのです。10年前は、ほとんどの人が社内で仕事をしていたのかも知れません。でも、今は外に出ていることの方が多かったりします。ならば、それにあわせて、ツールの使い方も変えてみてはいかがでしょうか。

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