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2002年11月

2002年11月 1日 (金)

今月の本棚 【2002年11月】

1)「いい仕事をする人の奇跡の10倍整理術・時間管理」
ジェフリー・J・メイヤー 著/三笠書房

2)「飲食店「儲かるメニュー」の作り方」
大久保一彦 著/フォレスト出版

3)「誰も言わなかった!飲食店成功の秘訣」
大久保一彦 著/フォレスト出版

4)「起死回生のマネジメント」
B・Cエイムズ J・D・ラバチェック著/PHP研究所

5)「ナンバーワン企業の法則」
M・トレーシー F・ウィアセーマ 著/日本経済新聞社

6)「マッキンゼ-成熟期の成長戦略」
大前研一 編著/プレジデント社

7)「気がつくと机がぐちゃぐちゃになっているあなたへ」
リズ・ダベンポート 著/草思社

年末にはこれを読み返して生産性の高い職場環境をつくりたい。

8)「イヤなら態度で示そうよ」
ハーバード・フェンスターヘイン ジーン・ベア共著/翔泳社

9)「100万ドルの法則」
ブライアン・トレーシー 著/きこ書房

10)「仕事ができる人の質問力」
中島孝志 著/三笠書房

質問の威力をいろんな角度から再認識できる本。

11)「静かなリーダーシップ」
ジョセフ・L・バダラッコ 著/翔泳社

12)「自分を天才だと思える本」
トニー・ブザン 著/きこ書房

知性を磨く具体的な視点とスキルが解説されている。想像力テストは、思いついた都度、やってみたい。

13)「売り込まなくても売れる!」
ジャック・ワース ニコラス・E・ルーベン 著/フォレスト出版

緻密に組み立てられた質問の威力がよく分かる。言葉は大切に使いたいものですね。

14)「金持ち父さんの子供はみんな天才」
ロバート・キヨサキ 著/筑摩書房

我が子の育て方について、参考にしたい。

15)「トリプル・トレンドから見た5年後」
船井幸雄 小山政彦 著/ビジネス社

世の中の大きな流れを俯瞰し、自分の認識をチェックしたいときに良い本。

16)「発想する会社!」
トム・ケリー&ジョナサン・リットマン 著/早川書房

会社経営や会議運営において、既成概念から開放されたい人にぴったり。

17)「元銀行融資担当が教える資金繰り借りる技術 返す技術」
小堺桂悦郎 著/フォレスト出版

資金繰りをまわすために、どんな手があるかをざっと把握できる。この手の本としては、かなり分かりやすい良書。

18)「ビジネス・シンク」
デイヴ・マーカム スティーブ・スミス 著/日本経済新聞社

19)「60分間・企業ダントツ化プロジェクト」
神田昌典 著/ダイヤモンド社

戦略の立て方を一から学びたい人には、敷居が低くて分かりやすい良書。

20)「ぽっかぽか(1~11巻)」
深見じゅん/集英社

全くの畑違いですが、ほのぼのファミリー漫画です。平凡で見過ごしがちな幸せに気づきたいときに共感できる。

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Vol.43 『オープンにしたら、実はこんなにラクだった。』

なぜその目標達成が必要なのかがわかれば、社員の意識も違ってきます。それには、経営内容をガラス張りにし、みんなが物質的にも精神的にも豊かになるためには、どうしても目標の達成が必要であることをわかってもらうことから始めなければなりません(中略)
そしてそれを達成させるのは社員一人一人の力にかかっていて、その達成が夢の実現につながることをわかってもらわなくてはいけないのです。つまり、組織全体に活力がわいてくるような風土をつくっていかなければいけないのです。人を代えるのでも設備を変えるのでもありません。社員の意識を、目標を達成させるという方向に向けていくのです。

(『自分と未来は変えられる』 高塚猛 著 かんき出版P.134より引用 )

 私のクライアントは、キャッシュフローの全体像や財務状況、目標達成度、会社の理念・ビジョンをガラス張りにし、経営者の考えをスタッフに浸透させ、スタッフ自身に判断材料を与えるようにしています。そのことを、あるセミナーで話したところ、「確かに財務データをオープンにした方が良いとは思うんだけど、なんだか不安なんですよね」との発言が。
「なぜ不安なんですか?」と尋ねると、「いや~、ウチは社員よりも社長の私の方が給料を多く貰っているし、接待費もバカにならないし、何を突っ込まれるか分からないから、二の足を踏んでしまうんですよ。」

彼には、ある歯科医院で聞いた話をお伝えしました。それは、かつては業績が良かったが、今は売上も急激に下がり、借金の返済に追われ、スタッフの給料を支払うために院長自身は給料を受け取らずに、貯蓄を食いつぶしてしのいでいた医院の話です。私はさぞかし、そこのスタッフは院長に恩や義理を感じて頑張っていることだろう、と思ったら、実は全く逆でした。スタッフは医院のお金の流れを知らされると、非常に驚き「院長先生は売上の半分を懐に入れていると思ってました。」と漏らしたのです。つまり、経営者が一人で悩みを抱え込み、苦しんでいる一方で、スタッフには全くその危機的状況が伝わっていなかったのです。このようなケースは非常に多いというのが、私の実感です。

 経営情報を公開しない理由の1つは「漠然とした不安」があるから。そして、それはかつて右肩上がりだった時代には、経営者がトップダウンで指示をしていれば利益が上がり、それを経営者が独り占めできたことの名残だと思います。しかし、今は全スタッフが一致団結して、自律的に考え、スピーディーに動いていかないと会社自体が後退してしまう時代です。
  経営者がなぜ、スタッフより高額の給料をもらえるのか、なぜ接待費が必要なのか、1つ1つきちんと根拠を伝え、スタッフの納得を獲得したら、早くオープンにした方が、実はラクだったということが分かってきました。
 あなたの会社はオープンですか?

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Vol.43 『提案を与えるよりも、選択肢を与える。』

コンサルタントの仕事のイメージって、どんな感じですか?「経営の改善について提案してくれる人」でしょうか。しかし、私は日ごろ、なるべく提案をしないようにしようと意識しています。「どういうこと?それが仕事でしょ?」と思われるかも知れませんが、つまり、こういうことです。

1)“提案”と“要求”は紙一重である。人から要求されることが嫌いな人は、こちらが提案のつもりでも「要求された」という窮屈感を感じてしまうことがある。
(ちなみに、“提案”は相手に「やる、やらない」の選択権が大幅に委ねられるが、“要求”はそれがあまり無く、半ば強制的ですね)

2)その提案が的を射ていない場合、提案された方としてはむやみに断ったり否定できず、かと言って、それを上手く伝えられずにストレスになることがある。
(つまり、提案を否定することが、「せっかく提案してくれた相手を傷つけるのでは」と変に気を使ってしまうことがあるのです)

ならば、どうすれば良いかというと、私の考えはこうです。

「提案を与えるよりも、選択肢を与える。」

つまり、提案をした場合、その案が良ければYES、悪ければNOとなります。ここで1つ厄介なことは、「提案内容」と「提案してくれた人の人格」が同一化しやすいということ。
自分の提案に対する反応がYESだと嬉しいし、NOだと悲しかったりします。YESだと自分が認められたと思い、NOだと自分が否定された気になることがあるのです。これは、私がそう思うということは、逆の立場でもやはり同じことでしょう。
  しかし、「A案とB案、あるいはそれ以外の案(を探す)の3つあるけど、どれが良い?」と選択肢を与え、相手に選ばせたら、どうでしょう?相手はそのどれかを選ぶはずですから、NOとはならない。そして、お互いに傷つくことはありませんね。たったそれだけのことでコミュニケーションがスムーズになるので、不思議なものです。

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