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2002年10月 1日 (火)

Vol.42 『試練を楽しむための工夫。』

先ほどの「プロジェクトX」のすべてのエピソードには共通項がありましたね。①普通の人々の物語である、②不可能と言われていたことに挑戦する、③数多くの困難がある、④しかし最後にはやり遂げる。これは実は、普通の人をヒーローに変える変身メカニズムが存在するということです。これを「ヒーロー変身メカニズム」と呼ぶことにしましょう。そのメカニズムのカギは、行く手に立ちふさがる数多くの困難、「試練」の存在です。人というものは、実は「試練」が好きなのです。厳密に言うと「試練に打ち勝つ物語」が好きなのです。物語に試練がないと感動もしないのです。

(『仕事ごころにスイッチを!』 小阪裕司 著 フォレスト出版P.172より引用 )

 今年も4分の3が過ぎようとしています。今年は私にとって、新しいチャレンジに恵まれた年でした。チャレンジは言い換えれば試練です。時にはキツイ試練もありました。そして、それを克服するには工夫が必要でした。それは、試練を楽しむための工夫です。
 
 私は1年半前に「イヌが教えるお金持ちになるための知恵」という本の中で、「サクセスダイアリー」という手法を知って以来、毎日小さな成功体験を手帳に1行ずつ書きとめる習慣を続けてきました。そのお陰で、まず自分を信頼する力が強化されたことを実感しました。
 毎日書き留める習慣がついたことで、今では、いろいろなダイアリーをつけ続けています。その中でも、特に調子が下がってきたときに有効なのは、「失敗から学ぶダイアリー」です。これは、「しまった!」と感じた内容と、そこから何を学習したかを1行で書きとめるものです。これを続けていると「つまづきが自分を成長させる機会になっている」と自分を思い込ませることができ、必要以上にクヨクヨしなくなり、意識を未来に向けることができます。

  そして、最近やっていることは、今回の本の著者である小阪さんが講演で言われていた話で、「マイナス思考を飼いならす」ことです。テンションが下がったとき、そのことを認知しないまま漠然とモヤモヤしているとどんどん気分が滅入ってしまう。そこで、その「苦」のイメージをいったん自覚して「楽」のイメージに結び付けてしまうのです。しかし、無理に抵抗するわけではありません。「仕事が増えてツライ。でも頑張ってやろう」ではなくて、ツライことはツライと受け止めて、「ツライ。だからこそ人に仕事をふるチャンスとしよう」という思考パターンに誘導するのです。すると、そこから新しい気づきが得られます。

 失敗も憂うつなことも、そこで止めるとまともに衝撃を受けてしまいます。そこで、そういう場合は「一気に自分に都合が良いことに結び付けておく」ことを一連の思考パターンにしてしまうのです。その際には、書くのが一番手っ取り早いことが分かりました。そのときのキーワードは、「~。でも~。」じゃなく「~。だからこそ~」のようです。

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