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2002年10月

2002年10月 1日 (火)

今月の本棚 【2002年10月】

1) 「よしもと革命宣言」
吉本総合研究所 編/幻冬舎

ここまで会社のビジョンをオープンにできるよしもとはすばらしいと感じた。

2)「しあわせを感じる技術」
しあわせ研究プロジェクト 編/東洋経済新報社

3)「会議革命」
齋藤孝 著/PHP研究所

自社の会議を客観的に見直したいときにチェックリスト代わりに使えそう。

4)「チェンジ・ザ・ルール!」
エリヤフ・ゴールドラット 著/ダイヤモンド社

5)「国家破産?気づいた人には大チャンス」
浅井隆 著/あ・うん

経営者がこれから磨くべきスキルを実体験にもとづき分かりやすく提示している良書。直感を磨くこと、自ら変化することがキーワードですね。

6)「会社を変える「日本式」最強の法則」
デイル・ドーテン 著/きこ書房

7)「君に成功を贈る」
中村天風 述/日本経営合理化協会出版局

自分の心を積極的にする言葉を見つけたいときに読みたい。

8)「NO.1理論」
日下公人 著/ソニー・マガジンズ

プラス思考になれ、という本が多い中で、どうやってプラス思考に自分を誘導するかをここまで詳しく解説している本は貴重!

9)「強い会社はこうしてつくれ!」
堀紘一 著/PHP研究所

10)「吉本興業から学んだ「人間判断力」」
木村政雄 著/講談社

11)「理念経営のすすめ」
田舞徳太郎 著/致知出版社

12)「できる男が選ぶ生き方ビジネスダディ」
トム・ハーシュフェルド ジュリー・ハーシュフェルド著/きこ書房

子供が生まれたばかりのときに、タイムリーな本を発見!ビジネスパーソンが育児に対してどんなスタンスを確立すると豊かな人生を送れるか、を分かりやすく示してくれる。

13)「Sカーブ」が不確実性を克服する」
セオドア・モディス 著/東急エージェンシー

努力だけではライフサイクルは変えられない。ならば、今はそれに乗りつつ、次の成長カーブをつくる分野を準備しておこう。

14)「自分を伸ばす「実践」コーチング」
藤田完二 高橋慶治 木村孝 著/ダイヤモンド社

15)「全部無料で宣伝してもらう、対マスコミPR術」
玉木剛 著/翔泳社

マスコミの活用法は、中小企業こそ研究したいテーマである。

16)「日本さん家の家計簿」
読売新聞経済部/祥伝社

日本を家庭に見立てると、この異常な財政状態は誰にでもよく分かる。

17)「こうして会社は儲かった!180日間売上拡大日記」
山田英司 著/フォレスト出版

18)「3秒間リラックス」
ミナ・ハミルトン 著/ディスカヴァー21

めまぐるしく忙しい日々を過ごす中で、我に返る時間をもち、自分の体に意識を向ける時間を持ちたい。具体的なリラクゼーション法が満載。

19)「スピード自己実現」
中谷彰宏 著/ダイヤモンド社

後から挽回ではなく、最初にスタートダッシュしてリードしておくことが大切なのは、マラソンと同じですね。

20)「億万長者が教える!億万長者になりたければ、貧乏になれ!」
杉崎仁志 著/文芸社

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Vol.42 『試練を楽しむための工夫。』

先ほどの「プロジェクトX」のすべてのエピソードには共通項がありましたね。①普通の人々の物語である、②不可能と言われていたことに挑戦する、③数多くの困難がある、④しかし最後にはやり遂げる。これは実は、普通の人をヒーローに変える変身メカニズムが存在するということです。これを「ヒーロー変身メカニズム」と呼ぶことにしましょう。そのメカニズムのカギは、行く手に立ちふさがる数多くの困難、「試練」の存在です。人というものは、実は「試練」が好きなのです。厳密に言うと「試練に打ち勝つ物語」が好きなのです。物語に試練がないと感動もしないのです。

(『仕事ごころにスイッチを!』 小阪裕司 著 フォレスト出版P.172より引用 )

 今年も4分の3が過ぎようとしています。今年は私にとって、新しいチャレンジに恵まれた年でした。チャレンジは言い換えれば試練です。時にはキツイ試練もありました。そして、それを克服するには工夫が必要でした。それは、試練を楽しむための工夫です。
 
 私は1年半前に「イヌが教えるお金持ちになるための知恵」という本の中で、「サクセスダイアリー」という手法を知って以来、毎日小さな成功体験を手帳に1行ずつ書きとめる習慣を続けてきました。そのお陰で、まず自分を信頼する力が強化されたことを実感しました。
 毎日書き留める習慣がついたことで、今では、いろいろなダイアリーをつけ続けています。その中でも、特に調子が下がってきたときに有効なのは、「失敗から学ぶダイアリー」です。これは、「しまった!」と感じた内容と、そこから何を学習したかを1行で書きとめるものです。これを続けていると「つまづきが自分を成長させる機会になっている」と自分を思い込ませることができ、必要以上にクヨクヨしなくなり、意識を未来に向けることができます。

  そして、最近やっていることは、今回の本の著者である小阪さんが講演で言われていた話で、「マイナス思考を飼いならす」ことです。テンションが下がったとき、そのことを認知しないまま漠然とモヤモヤしているとどんどん気分が滅入ってしまう。そこで、その「苦」のイメージをいったん自覚して「楽」のイメージに結び付けてしまうのです。しかし、無理に抵抗するわけではありません。「仕事が増えてツライ。でも頑張ってやろう」ではなくて、ツライことはツライと受け止めて、「ツライ。だからこそ人に仕事をふるチャンスとしよう」という思考パターンに誘導するのです。すると、そこから新しい気づきが得られます。

 失敗も憂うつなことも、そこで止めるとまともに衝撃を受けてしまいます。そこで、そういう場合は「一気に自分に都合が良いことに結び付けておく」ことを一連の思考パターンにしてしまうのです。その際には、書くのが一番手っ取り早いことが分かりました。そのときのキーワードは、「~。でも~。」じゃなく「~。だからこそ~」のようです。

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Vol.42 『大義名分は、決断を促す。 』

 ダイエット中と宣言している人が、どうしても甘いものを食べたいときに、「今日はいつもより長い距離、歩いたから」「今日は筋トレ、頑張ったから」と自分に言い訳をして食べている姿を見たことがあります。

 また、私の妻が、夕食の用意をしたくなさそうな顔をしていたので、「今日は外食にしようか?」と誘うと、「でも・・・(後ろめたい)」と渋るのですが、「ホラ、今日は1つ大きな仕事が成功したから、お祝いということで」なんて大義名分を持ち出すと、「そ~お?」なんて言って、安心して出かけます。ここには、どんな心理が働いているのでしょうか?

 これは、人は大義名分があるとカンタンに決断できるということではないでしょうか。「大義名分」の意味を辞書で調べると「自分の行いの理由つけとなる明確な根拠」とありました。「人は、意味がないことはやり続けられない」と聞いたことがありますが、裏返せば、自分にとっての意味さえ見出せれば決断でき行動できるということですね。

 これは、良い方にも悪い方にも使えるなあと気づきました。プラス思考の人は「自分を後押し」するために使うし、マイナス思考の人は「逃げる言い訳」に使うということです。

 よく「できない」言い訳をする人がいます。その多くは「できない」ではなく「やらない」が正しいようで、いつも私は「この人はナゼ言い訳ばかりするのだろう?」と不思議に思ってきました。でも、本人にすれば、やらなかったことに大義名分をつけておかないと不安になるのでしょうね。ならば、言い訳をさせなければ、やらざるを得なくなるのかも!?
 一方、自分の行動を後押しするための大義名分とは何でしょうか。例えば、私は自分のセルフイメージを機会あるごとに人に伝えたり、手帳に書いてチラチラ見みたりするのですが、これは自分が今やろうとしているチャレンジの意義を自己説得するためです。
「私は○○という存在なのだから、このチャレンジは勇敢に立ち向かっていかなきゃ!」
この大義名分が自分の中にあるからこそ、迷わずやれる、と思っています。

 この原理を商売に活用したら、お客さんにとって「今、購入を決断するに足る大義名分」を売り手側が用意してあげられたら、もっと購買が進みそうですね。

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