« 今月の本棚 【2002年8月】 | トップページ | Vol.41 『全体像を見せ、自分で判断してもらう。』 »

2002年9月 1日 (日)

Vol.41 『10人の会議でも、1対1の面談と同様、 うなずきながら話を聞く。 』

 クライアント先で経営会議をしていると、面白いことに気が付きます。それは、「会議に参加する人数によって、発言者の話を聞く姿勢が違う」ということです。具体的には、こうです。

◆ 3人程度の会議 全員がうなずきながら発言者の話を聞く。
◆ 5~7人程度の会議 数人はうなずき、数人は無反応で発言者の話を聞く。
◆ 10人以上の会議 ほとんどの人が無反応で発言者の話を聞く。下を向いている人も多い。(資料を見ているのか、よそ事を考えているのか良くわからない)

 なぜ、人数が増えると聞き手のリアクションが落ちるのか。これは、参加人数が増えることで、その場における自分の位置付けが変わり、姿勢が変わり、反応も変わるということだと思います。たとえば2人(1対1)で話をしているときは、聞き手は、ちゃんと反応するわけですよね。目の前の人が自分だけに向かって話しているのに、無反応でいることはかなり困難です。誰だって、うなずいたり、あいずちを無意識で入れます。3人でも同様ですね。聞き手は自分ともう1人しかいないので、まだ当事者でいられます。
 これが、さらに人数が増えて、5~7人くらいになると、「自分が会話に参加しなくても誰か他の人が対応するから」という感じになり、みな無意識のうちに反応しなくなります。話し手との距離感が出来るとも言えます。そして、10人以上になるとさらに多くの人がそういう感じになり、50人以上の講演会などになると、うなずいて聞く人は1人か2人です。
 このことは、会議を進行する人と参加する人、双方が損をしていることに早く気づくべきだと私は考えます。誰だって、話しやすい雰囲気の中で話したいし、その方が議論も活発になるので、求める成果も得られやすくなるからです。

 そのコツは非常に簡単。会議では、話を聞くときに発言者を見て、うなずくこと。それをルールにすれば良いのです。そして、会議を始める前に必ずアイスブレイク(お互いの緊張感をほぐす会話のやりとり)を入れること。ぜひお試しください。

|

« 今月の本棚 【2002年8月】 | トップページ | Vol.41 『全体像を見せ、自分で判断してもらう。』 »

今月のワニレポ(今月の気づき)」カテゴリの記事