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2002年7月 1日 (月)

Vol.39 『最初に思い浮かぶ質問をプラスに変えて、 堂々巡りのダンスをさせない。 』

 思考には人それぞれのパターンがあります。たとえば何か新しいことに挑戦し、トラブルが起こったときに、人によって思うことは違います。

  Aさん⇒「うわっ!なんで、こんなことが起こったんだろう?」
  Bさん⇒「このことは、私にどんな気づきをもたらすのだろう?」

 この最初に思い浮かぶ質問によって、その後の思考パターンは自動的に決まってしまうようです。

 Aさんの場合は、「なんで、こんなことが起こったんだろう?」⇒「ツイてないなあ」⇒「やっぱり、自分にはこの仕事は向いていないのかも・・・。」となり、停滞あるいは後退につながります。

 Bさんの場合は、「このことは、自分にどんな教訓をもたらすのだろう?」⇒「成功するには、きっと何かプラスαの条件が必要なんだろう」⇒「それは何だろう?周りの人たちに相談してみよう」となり、解決策および前進につながります。

 先日、ある社長と話をしていました。彼は意欲的な方なのですが、思考パターンに特徴があります。それは、マイナスの口癖が多いという点です。私が何か提案をすると、本人はそれを本当はやりたいのに、つい「本当にやれるのかな?」と漏らすのです。おそらく無意識です。この「本当にやれるのかな?」という質問の次に来る(耳には聞こえない)質問は何だと思いますか?そうです。「いや、できないんじゃないかな。」という言葉です。そして、その後に来る言葉は、「でもなんとかしたいなあ。」「でも難しいよね。」と堂々巡りをするのです。そこで、私はその社長に言いました。「そういう堂々巡りをしている状態って、舞踏会でカップルが永遠にグルグルとダンスをしている状況に似ていますね?」「・・・!」
 それ以来、彼はその思考パターンに入りそうになると、ふと我に返るようになりました。

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