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2002年5月 1日 (水)

Vol.37 『運転は、潜在意識に自動操縦させる。』

自動車の運転を覚えるときも、私たちは潜在意識を訓練する。潜在意識を一度訓練してしまえば、車を運転しながら、人と話をしたり、ハンバーガーを食べたり、仕事上の問題について考えたり、ラジオを聴いていっしょに歌ったりすることもできる。たとえほかの活動をしていても、運転は潜在意識が自動的に担当している(そうでないと困る)からだ。財務諸表を読む場合も同じことが起こり得る。

『金持ち父さんの投資ガイド入門編』 
ロバート・キヨサキ 著 筑摩書房 p.234より引用

 クライアント先で経営ミーティングを行う際、私はよく「キャッシュフロー思考回路を 脳に刷り込みましょう」とお話しし、全スタッフにそのための演習を行ってもらいます。これは、単に今の経営状況についての知識や情報をお知らせする以上の意味があります。私のミッションは、クライアントのビジョンを実現させることであり、そのためには経営者はもちろんのこと、全スタッフにキャッシュフロー思考回路を植え付けることが必要だと考えています。ちなみに、キャッシュフロー思考回路とは、「自分がやりたいことを実現させるために、お金の入りと出のバランスや枠組みをコントロールする考え方」です。

 私は社会人になってしばらくの間、財務や数字の計算は大の苦手でした。これは、理屈ではなく「好き嫌い」という感情的な次元で、脳が受け付けないような感じでした。しかし、コンサルタントという立場上そうも言っておれず、諸先輩方のご指導のおかげでそれを克服することができました。今では、「このビジネスの収支は、長期的にトータルで見たらどうなるか」「この1つの行動で、同時に3つ以上の成果をあげる(一石三鳥?)ことはできないか?」「ここで損した分を、これからどうやって挽回しようか」ということを、潜在意識が勝手にカタカタ動き出して考えてくれます。

 また、時間管理も同じことが言えます。たとえば、20日後に重要なお客さまにアポが入ったとします。すると、その場でスケジュール帳を開き、20日後の予定を確保すると同時に、その2日前に確認のTELを入れる予定、さらにその1週間前には本のプレゼントを送る予定、そして今日このあとお礼状を送ろう、というような流れを逆算思考で考え、書き込んでいきます。一度書いてしまえば、あとは忘れてしまっても、その日になればスケジュール帳が秘書のごとく知らせてくれますから、私はその通りに動けばOKです。これは1つの例ですが、潜在意識が自動的にそのように発想し、導いてくれるので、私はその上で創造的なアイデアを考えることに注力できるのです。
 なるべく潜在意識に働いてもらって、ラクをしたいと思いませんか?

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