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2002年4月

2002年4月 1日 (月)

Vol.36 『システムを創り出す。』

それは正確にいうなら、僕がパクっていたのは洋七さんのネタではなかったからだ。僕がパクっていたのは、ネタではなく洋七さんの"笑いのシステム"だったのだ。そのやり方は、たとえばこうだ。まずB&Bの漫才をテープに録って、それを全部紙に書き出す。それから、その漫才がなぜおもしろいのか、他の漫才とどう違うのかということを分析していく。そうすると、ひとつのパターンが見えてくる。そのパターンに、僕はまったく違うネタを当てはめていったのだ。

『哲学』 島田紳助 松本人志 著 幻冬舎 p.61より引用

 私は経営コンサルタントという仕事柄、勉強のためにいろんな人のセミナーを受けに行く 機会があります。そこで何を見ているかというと、もちろん話の中身もありますが、そのシステムを見ています。つまり、

  「何をどの順番で、どれだけの時間をかけて話しているか?」  
  「参加者を飽きさせずに惹きつけるために、何をしているか?」   
  「わかりやすく伝えるための事例は、何個出しているか?」   
  「一番訴えたいことを、どうやって参加者に印象づけているか?」   
  「セミナーの満足度を高めるために、資料・室内の飾りや演出・思いがけない特典など、どんな工夫があるか?」

などに意識を向けながら聞いています。すると、それらが自分の血肉になり、私が講演をする際の知恵となって生きてきます。他のことでも、同じようにシステムを考えるといろんな見方ができます。たとえば、

  「この人のノートやメモの取り方には、どんな工夫があるか?」   
  「本の読み方は?」   
  「時間管理、スケジュール管理の仕方は?」   
  「移動時間の使い方は?」   
  「情報整理の仕方は?」

など、デキる人の仕事の仕方に興味があるので、自然とそういう見方をしています。
プロとしてお客さまに提供するコンテンツにはオリジナリティが必要ですが、その枠組み・システムは、優れた人のものをどんどん取り入れていくことが、クオリティアップにつながるのではないでしょうか。

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Vol.36 『怒りのスパイラルを利用して、 自分を一気に成長させる。 』

 怒りのエネルギーはとてつもなく強いものです。このエネルギーを仕返しに使う人もいるし、それをバネにして自分を成長させる人もいます。先日、伊藤守さんのコミュニケーションに関するセミナーで、こんな話を聞きました。相手の言動に対して、こちらの思考がどのように動くかの流れです。

 例えば、相手に失礼なことを言われたり、嫌なことをされたとします。その時、私たちは、

え? → なぜそんなこと言われるの? → 頭にくる! → 仕返しをする

という順番に発想するようです。そして相手も同様に受け止め、こちらに仕返しをしてきます。すると、仕返しの繰り返しでお互いに傷つけ合うという最悪の状態が出来上がります。

 この怒りのスパイラルを、プラスに利用したらどうなるでしょうか?私はこのことを意識する前から、怒りを自分のプラスになるような方向に結び付けていたことに気づきました。

 例えば社会人になって初めの頃、「なんでこんなことが分からないんだ!」「ちょっとは頭を使え!」と、毎日のように怒鳴られていました。営業では、お客さんから「今、忙しいから、またにしてくれるか」と軽くあしらわれました。研修の講師をやれば、緊張によるぎこちない進行に、失笑が起こることもありました。
  その頃は「ナニクソ!」と一人で怒りを溜め込んでいました。そして、相手に仕返しをすることができなかったため、その怒りは「今に見てろよ!」と自分を成長させる爆発的な原動力になりました。

 今思えば、自分を成長させる最大の原動力は「怒り」のような気がします。しかし、大人になるとビジネスシーンで怒りを感じるチャンスが意外に少なくなります。このことに気づいてから、怒りを覚えるときはチャンスと思えるようになりました。

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今月の本棚 【2002年3月】

1)「バランススコアカード」
ロバートS.キャプランデビッドP.ノートン 著/生産性出版

2)「バランススコアカード経営入門」
中本映子・中本アンドアソシエイツ 著/ダイヤモンド社

3)「実践バランススコアカード」
柴山慎一 正岡幸伸 森沢徹 藤中英雄 著/日本経済新聞社

4)「ツキの大原則」
西田文郎 著/現代書林

実力があってツキもあれば怖いものなしなので、ツキも鍛えたくなりました。

5)「競争戦略論」
マイケル・E・ポーター 著/ダイヤモンド社

6)「競争戦略論 II 」
マイケル・E・ポーター 著/ダイヤモンド社

7)「日本の競争戦略」
マイケル・E・ポーター 竹内弘高 著/ダイヤモンド社

「守ると弱くなる」「何をしないかを決断すること」の重要性は今の大企業を見ているととっても納得できる。戦略的発想 のお手本にしたい。

8)「失われた「売り上げ」を探せ!」
小阪裕司 著/フォレスト出版

売り場でお客さんを「動機づけ」してはじめて商人と言えるのですね。だったらほとんどのお店は商人じゃない・・・?

9)「中国路地裏物語」
上村幸治 著/岩波新書

10)「セブンイレブン流心理学」
国友隆一 著/三笠書房

11)「ナニワ女の商いの道 商売なめたらあかんで」
平川好子 著/講談社

12)「大不況!敗者復活戦!」
藤原直哉 著/あ・うん

13)「億万長者が教える!寝ている間にあなたも億万長者!」
杉崎仁志 著/コスモ・テン

14)「意識が変わればあなたも億万長者」
杉崎仁志 著/メディア

人間の潜在能力というのは、かくも凄いのかとおどろかされた。ここまで追い込まれて復活する著者の精神力もすごい。

15)「社長になる人のための経理の本」
岩田康成 著/日経ビジネス人文庫

セミナー形式になっていて、わかりやすい。

16)「1周遅れのトップランナー」
松原武久 著/KTC中央出版

17)「3時間で一流のサービスが身につく本」
橋本保雄 著/青春出版社

18)「人材を人財に変える」
ブライアン・トレーシー 著/きこ書房

19)「実践!億万長者入門」
ロバート・アレン 著/フォレスト出版

複数の収入源を持つ情報企業家になるノウハウがてんこ盛りの良書。

20)「自己実現」
ナポレオン・ヒル 著 /きこ書房

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