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2001年10月

2001年10月 1日 (月)

Vol.30 『潜在意識にプラスのシャワーを浴びせる。』

私たちは生まれたから成人するまでの間に、普通の家庭に育った人で合計14万8千回、否定的な言葉を聞かされている。(中略)年齢を重ねるごとに、人生の台本はつくられ、自己イメージがつくられていく。他人から受け入れた言葉を吸収しているうちに、それを真実だと思い始めているうちに、潜在意識はそのように説得されてしまうのである。やがて、他人が自分に対してもっとも数多く言ったことを信じるようになる。なぜなら、私たちは心に描いた絵のとおりに生きるからだ。

(『なぜあの人はうまくいくのか』 シャド・ヘルムステッター 著  
きこ書房 p. 178より引用)

 この本を読んで、改めて自分自身を振り返ると実感することですが、これまでに数え切れないほどのマイナスのシャワーを浴びてきたような気がします。マイナスのシャワーとは否定的な言葉やニュース、可能性の限界を示唆するようなアドバイスなどです。「危ないからやめなさい」とか「まだ時期尚早だよ」とか。

 家に帰ってTVをつければ、気分が暗くなるようなニュースばかりですし、新聞を見ても、楽観論や前向きで建設的な意見はほとんど見つかりません。たまに出張の帰りに新幹線で週刊誌を買って読んでも、誰それの暴露話ばかりです。もっとも、私がお付き合いさせて頂いている方々が前向きな方達ばかりなので、皆さんとお話をしている間はプラスのシャワーを浴びることができます。その面で私はとても恵まれています。でも、普通にしていたら、膨大な量のマイナスのシャワーを五感を通して脳に送り込まれていると想像すると怖いものがあります。

 この本を読むと「脳は良し悪しの区別なく何でも吸収していく」そうですから、マイナスのシャワーを浴びつづければ、それが潜在意識に蓄積されます。潜在意識は無意識の世界であり、例えば自転車の運転が今では無意識でやれてしまうのと同じで、行動に影響し、結果に表れます。

 マイナスでいっぱいの潜在意識がどんな指令を出すかと言えば、おそらく「そんなに急がず、後でやろう」とか「やれたら良いけど、きっと無理だろう」「自分はそんな器ではない」というマイナス発想でしょう。それは挑戦的な行動を阻むことにつながり、良い結果が出せないのではないでしょうか。

 しかし、今日から意図的に潜在意識にプラスのシャワーをたくさん浴びせていったらどうなるでしょうか。マイナスのシャワーをひっくり返すくらいの量と頻度でプラスのシャワーを浴びせたら・・・?本を読んだり、尊敬する人に会ったり、講演を聴いたり・・・etc.。もしかすると、やりたいことをやるための方法を考えることに全エネルギーを注力するようになり、結果的にワクワクできる人生につながるような気がしませんか?

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Vol.30 『過去最大の苦労体験をレベル10として、 今のレベルを採点する。』

 小さな悩みが、頭の中で大きく膨らんでしまうことがあります。ついこの間まで調子が良かったのに、ちょっとしたきっかけで勢いが止まり、思考が後ろ向きになってしまうのです。「人間は感情の動物である」という言葉を聞いたことがありますが、そんな時にいかに自分が感情に支配されやすいかを痛感します。

 私はそんな弱い自分を自覚して以来、ちょっとした工夫をするようになりました。それは、『過去最大の苦労体験をレベル10として、今のレベルを採点する』というものです。例えば私の場合、社会人となって、やることなすこと失敗ばかりで自信喪失になりかけたことなど、自分の中での最大の苦労体験を10点満点とします。それと今目の前にある問題を比較して、採点するのです。すると大抵の場合、たかだか5点とか6点くらいのものであることに気づきます。  
このちょっとした採点作業がもたらす効能には、このようなものがあります。

  1. これまで乗り越えてきた壁に比べれば、
       その問題はさほど大きくはないことに気づくことができる

  2. 頭の中でどんどん膨らむマイナス思考にストップをかけ、
       プラス思考に転じ易くなる

 それでも、なお大変な壁が起こる場合もあります。その場合、私は「レベル10の水準を引き上げるチャンスだ!」と捉えるようにしています。この壁を乗り越えた時、自分の限界点がより高くなるので、その後に訪れる壁が相対的に低いものと感じられるであろうことを楽しみにするのです。もちろん、問題に直面している時はなかなかそうは思えない場合もありますが、頭の片隅にそういう冷静な自分がいて、そんな見方をしています。

 いずれにせよ、頭の中にあるモヤモヤは放っておくとどんどん大きく膨らんでしまうので、早めに圧縮して退治してしまう方法を持っておくと、より楽しく生きられる気がします。

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今月の本棚 【2001年9月】

1)「トヨタ式最強の経営」
柴田昌治 金田秀治 著/日本経済新聞社

「なぜ」を5回繰り返すほどに問題をとことん突き詰めて仮説を立て、シナリオをつくるクセをつけられたら、強いですね。

2)「なぜ、あの人はうまくいくのか」
シャド・ヘルムステッター 著/きこ書房

自分の潜在意識にいかにプラスのシャワーを浴びせるか。それを意図的に行うことで、行動・結果が 代わり、善の循環ができる!

3)「実学入門 経営が見える会計」
田中靖浩 著/日本経済新聞社

「数字が苦手」な理由は「断片的にしかみえていない」から。全体像をざっくり把握すれば、分かるようになる。

4)「破壊から始めよう 」
中谷彰宏 橋本真也 著/ダイヤモンド社

5)「スピード意識改革」
中谷彰宏 著/ダイヤモンド社

同じ書類を2度読むと、その分寿命を縮めることになる。1回目に読んだときに、すぐアクションを起こそう。

6)「新版 ソニーを踏み出しにした男たち」
城島明彦 著/集英社文庫

17条のSOBA SPIRITSが彼らの判断のものさしになっているのですね。

7)「ひと言の贈りもの」
金平敬之助 著/PHP研究所

とっさのひと言で、その人のスタンスや価値観が分かるものですね。

8)「働きがいのある人生」
ブライアン・トレーシー 著/きこ書房

ビジネスマン必見!

9)「それがぼくには楽しかったから」
リーナス・トーバル&デイビッド・ダイヤモンド著/小学館プロダクション

楽しさを求めて生きる彼の本音の発言が心地よい。

10)「折口雅博の50の逆説」
折口雅博 著/東洋経済新報社

世の中の常識が今の非常識であることを具体的に気づかせてくれる

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