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2001年8月

2001年8月 1日 (水)

Vol.28 『リスクは、避けるのではなく管理する』

ハイ・リターン、ロー・リスクの投資をすることは可能だ。そのために必要なのは、どのようにしたらいいか、その方法を学ぶことだけだ。これはそれほどむずかしいことではない。実際のところ、自転車の載り方を覚えるのと同じくらい簡単だ。はじめは転んだりするが、しばらくすると転ばなくなり、何も考えなくても投資ができるようになる。(中略)リスクを避けるのではなく、管理する方法を学ぶことを私はお勧めする。リスクを自ら進んで背負う人が世界を変える。リスクをまったく背負わずに金持ちになった人はほとんどいない。

(『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』
 ロバート・キヨサキ 著  筑摩書房 p.63 より引用)

 安定と自由のどちらを求めるか。今の時代、安定を求めたくとも環境がそれを許してくれないところがあります。しかし、自由を求めるならばリスクを覚悟しなければいけませんよね。人は、そこで2つのタイプに分かれると思います。「リスクを避けて安定に戻るタイプ」と「リスクを覚悟しつつも、工夫してそれを最小限に抑えて突き進むタイプ」です。
 私は会社を辞めて独立することになったとき、収入の保証もなく、お金もほとんどありませんでした。ですからリスクは大きかったかも知れません。ただ、幸いにお金の流れの枠組みと時間管理の技術、そしてある程度の人脈がありました。そのお陰で、人が人を紹介してくださり、今までやってこれました。

 子供を育てるとき、危ないことに近づけないようにする様子はよく見かけます。しかし、あえて小さな失敗をさせて、二度と失敗しないようリスクを管理する方法を教える様子はあまり見かけません。親にとっては、子供はいつまでも子供なので、例え成人しても状況は変わりません。その証拠に多くの母親は、子供がリスクのあることに挑戦しようとすると、「そんな危ないことやめなさい」とは言っても、「それは是非どんどんおやりなさい」とは言わないようです。これは、身近な人である程、その傾向がありそうです。つまり、多くの場合、周りがストップをかけるのです。しかも、良かれと思ってそうします。
 そのことに気づいてから、私は何か新しい挑戦をするときには、こんなことをしています。

1.考えられるリスクを全て紙に書き出す。
2.それを最小化する手段を書き出す。
   (自分でやれることと、人の協力を求めること)  
3.優先順位づけをして、動き出す。

 リスクを管理することで、大胆な挑戦もできるのではないでしょうか。

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Vol.28 『調子が悪いときは、基本をチェックする。』

 誰でも、調子の良し悪しはありますよね。調子が良いときは、そのまま勢いを加速していければ順調にコトが進む場合が多いのですが、調子が悪いと感じたときの立て直しは難しいと思いませんか?

 私の場合、自分が調子が悪くなってきた時に共通する「傾向」があります。これは多かれ少なかれ誰にでも言えることではないかと思うのですが、「基本がおろそかになっている」ということです。    コンサルティングという目に見えないモノを扱う私にとっての基本とは、第一に「時間管理」です。通常、私は大きめのスケジュール帳に、月間のスケジュールと1日毎の予定を具体的に書くようにしています。月間の予定は、1年先まで仮の予定も含めて書き込んでいます。さらに、1ヶ月間の予定については、1日毎に15分単位で具体的に落とし込むようにしています。

 私が調子を落としてきたり、気ぜわしく余裕がなくなるのは、大体このスケジューリングが甘くなっているときです。アバウトな計画の立て方をしていることで、「仕事が後追いで迫ってくる強迫観念」みたいなものが襲ってきて不安になるようです。  それから、本をあまり読まなかったり、自己投資の講習会に行くことを怠ったりして、インプットとアウトプットのバランスを崩した場合も調子がおかしくなってきます。

 調子が良いときは、それらのことを無意識にやっているのですが、それにかまけて、つい基本をいい加減にしてしまうと、気がつけば不調の波が待っています。

 最近はこれを予防するために「基本」を自分に意識させようとしています。具体的にはチェックリスト(自己投資の割合、健康投資の割合、読んだ本のリスト化など)をつくり、日常と月末に振り返る時間を「強制的にスケジューリングに組み込む」ようにしています。

 そのお陰か、最近は不調に入りそうになっても回復が早くなった気がします。

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今月の本棚 【2001年7月】

1)「ザ・ゴール」
エリヤフ・ゴールドラット 著/ダイヤモンド社

まだ最後まで読みきっていませんが、途中まででもためになるヒントがいっぱい。渋滞の理屈もよくわかる。

2)「会計のことが面白いほどわかる本」(会計の基本の基本編)」
天野敦之 著/中経出版

3)「会計のことが面白いほどわかる本」(新会計基準の理解編)」
天野敦之 著/中経出版

4)「ホスト王に学ぶ82の成功法 」
中谷彰宏 著/総合法令

自分の業界のノウハウが、異業種に生かせたり、その逆もあることがよく分かりました。

5)「政治のニュースが面白いほどわかる本」
瀧澤中 著/中経出版

6)「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」
ロバート・キヨサキ シャロン・レクター 著/筑摩書房

従業員・自営業者・ビジネスオーナー・投資家にうち、どこを狙いたいか、どうしたいか、がはっきりします。

7)「届かなかった手紙」
クレスマン・テイラー 著/文藝春秋

8)「京セラに学ぶ新・会計経営のすべて」
田村繁和 小長谷敦子 著/実業之日本社

中小企業におけるキャッシュフロー経営がなんたるかを知るには、とてもわかりやすくて実用的な本です。

9)「物語を売れ」
ロルフ・イェンセン 著/TBSブリタニカ

自分らしさを表現し、ストーリーを伝えていける会社がこれからはますます支持されるのでしょうね。

10)「超図解 奇跡の整理術」
壺阪龍哉 著/かんき出版

よりスムーズに仕事に集中するために、何から手をつけられるか、小さな第一歩を見つけられます。

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