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2001年7月 1日 (日)

Vol.27 『"サービス"はデフレでも値下がりしない。』

 今、日本はデフレスパイラルに入り、ますますお金を使いにくい環境になっていると言われています。デフレとは、簡単に言うと「お金の価値が上がって、モノの価値が下がる」ことで、例えば「土地や株などの資産価値が減る→それを担保に借金をしている人は担保割れして返済を迫られる→返済するお金を用意するためにモノを買わなくなる→物価が下がり会社の業績が下がる→賃金が下がる→ますますモノを買わなくなる」という悪循環に陥っていることをデフレスパイラルといいますね。

 そこで、ふと考えました。「世の中の商品は、すべて値下がりしているのかなあ?」

 どうもそうとは限らないようです。例えば、今年に入って何年かぶりにコンサートに行きましたが、チケットは数年前と比べ格段に高くなっていました。プロレスなどの格闘技のチケットも同様でした。私がよく行くマッサージも、結構いい金額をとられます。よく考えたら、私が提供しているコンサルテーションも基本的に下がることはありません(中には価格を下げている人はいるようですが)。

 他にも値下がりせずに逆に値上がりしている商品はありますが、共通していることは、いずれも「それを欲しがっている人がいる」ことと「それがマンパワー(人手)を必要とする商品(サービス)である」ということです。

 マンパワーが必要な場合、効率化しにくいため、値下げができません。いや、できないことはないのですが、それをやったら自分で自分の首を締めてしまいます。すると、どうすれば良いかというと「値下げをするのではなく、付加価値を高めて値上げをする(または少なくとも現状維持)」しかないのです。知恵を絞って、どんどん進化していくしか生き残る道はないと思います。ということは、その上でサービスが効率化できたら、ますます競争力は高まるでしょうね。

 そういう意味では製造業や小売業も、デフレ時代で勝ち残っていくには、そのような発想で進化し続けていくことが大切なのだと改めて思います。

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