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2001年6月 1日 (金)

Vol.26 『"やらなきゃ(ビクビク)"は先送りされ、 "いい感じ(ワクワク)"ならスグやれる。』

 コンサルティングにおいて、クライアントと課題を明確化し、これから行うべきことを洗い出した上で、「何日迄に、これをやっておいてくださいね」と決まったにも関わらず、それが実行されていない、というケースがあります。これは特に「重要度は高いけども、緊急度はさほど高くない(1分1秒を争うほどではない)」場合によく起こるようです。

 これは、私が以前行っていた営業活動でも同様でした。「御社にとってこれは重要な課題で、そのためにはこれは必要ではないですか?」と尋ねると、「その通り」と返事があるものの、なかなか購入の意思決定をされないのです。  本人にとっては間違いなく重要なことのはずなのに、「なぜ先送りされてしまうのか?」と考えていたところ、とても当たり前の答えに辿り着きました。つまり「誰だって、面倒なこと、やっかいなことは先送りにしたい」ということです。そして、「そんな経営者にチェックを入れてくれる(歯止めをかける)上司はいない」のです。

 これは私自身も同様で、得意な仕事はあっと言う間にやってしまいますが、苦手な仕事は先送りにし、それが完了するまでの間もなんとなく気持ち悪い感じがしています。  「やらなきゃ」と思っている一方で「でもなぁ・・・」と消極的な気持ちが働きます。

 このことを自覚して以来、私は自分の手帳に「未完了・気がかりリスト」というフォーマットを差し込み、思いついた都度「気がかりなことや未完了のままの案件を箇条書きにする」ことを始めました。すると、それまでは頭の中で未完了なことが膨れ上がって「いずれやらなきゃ(ビクビク)」という恐怖感があったのですが、書き出して目で見ることによって、客観的になれて恐怖感が圧縮されることに気づきました。さらに、そのリストを眺めながら、「これらを完了した先に、どんな"いい感じ(ワクワク)"が待っているだろう?」と、わざと意識して想像すると、気持ちが前向きになってくるのを感じました。

 どうせやるなら、ビクビクしながらよりワクワクしながらやりたいですね。

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