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2001年3月 1日 (木)

Vol.23 『行けば、分かる。』

「俺は道を歩かない。俺の歩いてきたところが道なんだと思っている。」アントニオ猪木は、自分の足跡を、太い確かなメインストリートにしてきた。その道は、自分にとってのメインストリートだけでなく、プロレス界のメインストリートでもあった。

(『猪木イズム』 アントニオ猪木 著  サンクチュアリ出版 p.74 より引用 )

 子供の頃から、格闘技を観て育ってきた私は、戦う姿に対する憧れを人一倍持っています。プロレスでも、小さい日本人レスラーが、大きくて筋肉隆々の外国人レスラーに果敢に向かっていく姿に惹かれました。今思えば、「困難な相手(目標)を達成しようとしている姿」に感動していたのでしょう。

 サラリーマン時代は、上から仕事と場所を与えられ、その中で努力すれば良かったのですが、経営者になると、自分で仕事と場所を創っていく必要が出てきます。その過程では、前例がないこと、初めて経験することが必ず発生します。

 そういう場面で人はどうしているのかを見ると、2通りの人がいるようです。Aさんは、先に前例を探して、それを模倣します。一方、Bさんは自分なりのやり方をまず考えてみて、その上で前例があればそれを参考にします。つまり、「自分の頭での組み立てが後か先か」の違いです。

 先に前例を見ると、それに自分の考えを支配されることがあります。なぜなら、自分の頭でじっくり考えることをしていないので、判断する「基準」がないからです。もし前例がないようなら、その時点であきらめてしまうかも知れません。

 逆に、まず考えた上で前例を探すならば、「前例がないのだから自分の考えの通りに動けば良い」ことになります。

 そこまで分かっていても、最後には勇気が必要ですよね。誰でも失敗は恐いですから。だからこそ、何度も考え抜いて、その上で最終的には「行けば、分かる。」と割り切って走り出してしまうのが一番納得できる生き方ではないかな、と最近つくづく思います。

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