« Vol.22 『"その日、その時刻にアポイントが入っている" と思えば、時間はつくれる。』 | トップページ | Vol.23 『コミュニケーションは"血液"と同じ。 途切れれば死んでしまう。』 »

2001年2月 1日 (木)

Vol.22 『本来やるべきことに、何%時間を使っているの?』

「会社を究極の作品」と見るのは、きわめて大きな発想の転換である。会社を築き、経営しているのであれば、この発想の転換によって、時間の使い方が大きく変わる。製品ラインや市場戦略について考える時間を減らし、組織の設計について考える時間を増やすべきなのだ。(中略)つまり、時を告げるために使う時間を減らし、時計をつくるために使う時間を増やすべきである。 /p>

(『ビジョナリーカンパニー』 ジェームズ・C・コリンズ/ジェリー・I・ポラス 著
日経BP出版センター p.50 より引用)

 「時間は誰にも公平に1日24時間与えられている」のに、人生の歩み方はさまざまですね。1年が10年くらいに感じるほど盛りだくさんでワクワク充実した人生を送っている人もいれば、先週と今週で何も変わらず働けど働けど成果が見えずに苦労している人もいます。この違いの原因は何でしょう?
 「何を目指しているか」の違いも当然ありますが、それだけでもないように思います。両者の間では「何に焦点をあて(つまり重要視して)、時間をつかっているか」が根本的に違うような気がするのです。
 私は「時間管理」を意識して工夫しはじめて、7年近くになります。以前は雑用の占める割合が、本業の割合を超えていました。例えるならば、営業マンが会議資料の作成に必要以上に見栄えを凝ってみたり、経営者なのに従業員がやるべき現場作業に過剰に入り込むようなものです。あるとき、知人に「それをやっていて、本当にあなたが目指す状態に近づくの?」と尋ねられた時、金縛りにあった感じがしました。

 しかし、その誤りに心底気づき、「自分が本来焦点をあてるべきことって、何だろう?」「その割合を増やすには、どうしたら良いのだろう?」と考え続けると、アイデアが湧いてきました。私は1998年と1999年を比較して、2倍以上生産性がアップしましたが、2000年はさらに2倍近くの生産性アップを図れました。生産性をアップすることを目指して努力したというより、「本来やるべきことに時間を割くために、どうするか」を意識し続けたら、結果的にそうなったという感じです。私は、行動内容とそれに費やした時間をいつも記録して残しているので、後で計測することができます。そうすることで、自分の成長を確認でき、達成感が得られます。「新記録を更新しよう!」と思えます。
 それでも、まだまだ工夫の余地はいくらでもあると思っています。今でも日常の忙しさに忙殺されそうになった時に、自分に問い掛けることがあります。

 「僕は、今、本来やるべきことに何%時間を使っているのだろう?」と。

|

« Vol.22 『"その日、その時刻にアポイントが入っている" と思えば、時間はつくれる。』 | トップページ | Vol.23 『コミュニケーションは"血液"と同じ。 途切れれば死んでしまう。』 »

今月のワニレポ(今月の一冊から)」カテゴリの記事