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2000年9月

2000年9月 1日 (金)

Vol.17 『自分が元気になる方法は、相手を元気にすること。』

あなたの仕事は、お客様に元気を与えることです。その元気は、人に与え続けてもなくなりません。むしろ人に元気を与えると、その元気が自分に返ってくるという「元気の交換」をしているのです。自分1人で元気になろうとしても、それはできません。自分が元気になりたかったら、誰かを元気づけることです。それがサービス業の面白いところです。(~中略~)お客様を元気にしたら、元気にした側も元気になるというのが、サービス業なのです。

(『しびれるサービス』 中谷彰宏 著  タイヤモンド社 p.101 より引用)

 いつも元気に溢れている人っていますよね。そういう人は、意識しないうちに周りの人たちを元気づけています。この時、プラスの循環が働いているのだなあ、と感じます。私自身、「和仁さんのおかげで元気が湧いてきた」と言って頂けるととてもうれしくなり、こちらも元気が湧いてきます。このような「元気の交換」は、多ければ多いほど良いと思いませんか?

 法人向けの新規営業で、毎日中小企業をまわっていた頃、不思議に思うことがよくありました。受注になる・ならないに関わらず、2時間以上も会話が続くこともよくあったのです。その多くは雑談だったり、相手の話をうなずきながら聞いていただけでした。気の利いたことを話すなんて、できませんでした。

 「お忙しい経営者が、20代前半の大した経験も知識もない私のような若造に時間を割いてくださるのは、なぜだろう?」

 そのときは余裕も全くなく、毎日全力投球することで精一杯でしたから良く分かりませんでしたが、今はなんとなく分かる気がします。それは、「若さの特権である元気だけを武器にぶつかっていく姿に何かを感じて頂けたのではないか」ということです。

 あれから何年かが経ち、コンサルタントとして人にアドバイスをさせて頂く立場になると、多少の知識と経験がついた反面、あの頃の「若さの特権である元気」でぶつかっていくことが少し減ってしまったのではないか、と反省することがあります。変に大人になってしまったというか・・・。

 「コンサルタントの先生」ではなく、「コンサルテーションを提供するサービスマン」を自認する私としては、いつまでも内面・外面の若さと元気を前面に出して、周りの皆さんと「元気の交換」をしていきたいと、改めて考えました。

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Vol.17 『できるようになるためには、勉強だけでなく、 トレーニングをしなきゃダメ。』

 あるとき、「これだけよく勉強している経営者がなぜコンサルタントを必要とするのだろう?」と思うことがありました。いろいろなノウハウをよく知って見えるし、情報にも貪欲です。はたから見ると、コンサルタントを必要とするようには見えません。

  しかしある時、とても当たり前のことに気が付いたのです。   「100mを10秒で走るノウハウをいくら学んでも、それに基づいて実際にトレーニングしなければ、10秒では走れない」「トレーニングを続けるにはコーチが必要」 ということです。

 例えば、『時間管理』にしてもそうです。スケジューリングの手法や、仕事の優先順位の組み立て方、業務設計の考え方など、考え方は知っていてもやれていない、というのは、「トレーニングが足りない」のです。手帳に毎日計画や実績を書き込んだり、反省をメモしたりして、プラン・ドゥー・シーをするトレーニングが足りないのですね。  例えば、『新規営業』だって同じです。商談の流れやセールストークを考えたり、資料を準備したりして頭の中でイメージするだけで、少ししか訪問しないのではダメですよね。まずは一定量の実践を通じて、新規営業におけるお客さんとの間の緊張感や間合い、予想外の反応などを肌で味わってみることが何よりのトレーニングになります。

 トレーニングを続けるのには、苦痛が伴います。一人では早朝ジョギングやダイエットなどが続かないのと同じで、挫折しないための歯止めが必要です。そういうときに力づけ、あるべき方向に走り続けるよう支援するコーチの役目を果たすことも、コンサルタントの存在意義なのだと思います。

 スポーツの世界では、必ずコーチが選手に寄り添って、適切なアドバイスをしたり、力づけたりしながら目標に向かいます。経営者にもそのようなビジネスコーチが本当は必要なのではないでしょうか。

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