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2000年4月

2000年4月 1日 (土)

Vol.12 『目標を声高に宣言する。』

私は、目標というのは、大きく声を出して言った方がいいと思っています。なぜなら、それが仲間を集めるサインになるからです。
(中略)
数字はあくまでも目安に過ぎません。大切なのはその数字を達成していくプロセスの中で、自分たちの人間性を向上させ、より多くの方々を巻き込み、より大きな感動を与えていくことです。

(『前略…。』 渡邉美樹 氏 東洋経済新聞社 p.174 より引用)

 4月は、月初に出版されたこの書籍だけでなく、名古屋の講演会でも著者のお話を聞くチャンスがありました。著者がよく口にされ、私もとても大切なことだと感じている言葉に「夢に日付を」があります。特に、「日付を"自分が主体的に"入れる」ことによって、夢が夢で終わらず、現実になるということも、経験上確信しています。

  さらに、それを自分の胸の内に秘めておくのではなく、積極的に周囲の人たちに宣言することで、それに共鳴した人たちが協力をしてくださることも多々あります。その目標が人をワクワクさせるものであれば、従業員はもちろんのこと、従業員の家族、下請業者、取引先など、多くの関係者を巻き込むことができると思います。

 よく数字の目標を打ち出すと、「つるし上げられる材料として使われそうだ」と発想する人もいるようですが(特に営業主体の会社では)、それは「目標に根拠がないから」ではないでしょうか。明確な根拠(賞与を厚くしたい、自社ビルを建てたい、無借金経営にしたい、など)があれば、「つるし上げ」ではなく、「皆で協力して必達しよう」となるはずです。

  ただ、よく陥りがちなケ-スは、「目標を達成することだけを考え、その達成にいたるプロセスを楽しまない」ことです。私は、ゴール(目標達成)もプロセスも両方大切だと考えています。マラソンと同じで、ゴールに達成する過程にドラマがありますし、その結果にもドラマがあると思います。

 人生何十年の長期的な視点に立ち、1日1日が貴重であり、決して無駄にできないものだとするならば、自ら目標を打ち立て、それに向かって全力投球することで、中身の濃い日々を過ごすことができ、それを見ている周りの人たちの心も動かしていくのではないでしょうか?例えば企業における事業計画も同様で、過去の延長上で考えるのではなく、今を起点に「どうなればワクワクするか」と発想して組み立てたいものですね。

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Vol.12 『Eメール≒TELor面会、Eメール≠FAXor郵送物』

 IT(情報技術)というキーワードを新聞・雑誌で見かけない日はないくらい、ここ数ヶ月の情報化の伸展はすさまじいものがあります。そのベースにあるのは、インターネットの加速度的な普及だと思います。実際、今では私のクライアントはほとんどEメールを活用されており、ファイル送信なども自由にできるため、2年ほど前と比べると格段に業務の効率化とスピード化が図れています。
ただ、技術的にはかなり浸透しているようですが、文化的にはまだまだ初期段階かなと感じています。そのことを示す、ある経営者との会話をご紹介しましょう。

A社長 : 「最近、メールを使う人が増えたのは良いが、メールを送っても返事をしてくれない人が圧倒的に多いのはなぜだろうか?」
和仁 : 「確かにそうですね。おそらくそういう人は、メールをFAXや郵送物と同じ感覚で捉えているからではないでしょうか?」
A社長 : 「なるほど、そうかも知れないなあ。でも、メールを使いこなしている側からすると、メールを送ったのに返事が来ないと、"読んでいないのかなあ?"とか "無視されたのか!?"なんて、余計な気を使ってしまうんだよね(笑)」
和仁 : 「それは言えますね。メールが日常に溶け込んでいる人は、"メールは双方向なツールだ"と捉えていますが、そうでない人にしてみれば"FAXみたいな一方通行のツール"みたいに思っているような気がしますね。」
A社長 : 「なるほどねえ。でも、FAXだとわざわざ送信状をつけて、文面を書いてFAX番号をうって、と面倒だけど、メールなら"了解です"と一言書いて返信ボタンを押してもらうだけなんだから、そのくらいやってもらえると良いんだけどね。」

 その手段をどう定義づけるか、によって扱い方は違ってくると思います。面と向かって話しているときに相手の投げかけを無視する人はいないでしょうし、それは電話でも同様です。でも、FAXや郵送物が届いたときに「届きました」と連絡する人もいれば、しない人もいます。メールを前者と後者のどちらに定義づけするかの問題のように思います。

 皆さんは、メールをどのように定義づけしていますか?

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