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2000年3月

2000年3月 1日 (水)

Vol.11 『速く仕掛け、早く終わらせよう。』

長引かせた戦争は必ず負けます。正しい戦い方は、速く攻めて、早く終わらせることです。早く終わらせることは、みんなが難しいと感じていてなかなかできることではありません。
                    (中略)
資源も領土も何も持たない国が勝つためには、5%のアイデアと95%のスピードで戦うしかないのです。

(『スピードサービス』 著者:中谷彰宏 氏 ダイヤモンド社 p.137 より引用)

 スピードが付加価値を生み出す時代になりました。 今の時代、少しの経費をケチって1時間立ちっぱなしで電車移動をするよりも、指定席を買ってゆったりと車内で仕事をしたり、考え事をしたり、体を休めリフレッシュしたりした方が、トータルで見て生産性が高い場合があります。これは、自分の時給からはじき出される付加価値単価(1時間当たりに生み出すべき付加価値)を考えればすぐに分かることです。

  スピード感覚は、人によってまちまちです。一般的には都会の人ほど速く、地方の人ほどゆっくりしていると思います。速い人が遅い人に合わせることは出来ても、遅い人が速い人に合わせることは大変です。しかし、交通手段や通信技術の発達で"距離感"の機軸が「物理的な距離」よりも「時間的な距離」を重視するようになった今、住んでいる場所に関係なくスピード感覚は求められてきたことを実感します。

 そういう背景をふまえ、最近思うことがあります。「自分のスピード感覚が3倍早くなれば、(ビジネスマンとしての現役期間に変わりがなければ)3倍ものボリュームの経験を積むことができ、その分成長できる」ということです。3倍働けば、理屈上は通常の3倍の収益が上がるでしょうから、方向性さえ間違えなければまずお金に困ることはないでしょう。さらに、面白いアイデアを事業化して軌道に乗り、それを他社がマネをし始めた頃には自分の方から先に飽きて次のことを始められたら恐いものなしです。つまり、「速く仕掛けて、早く終わらせ、再び次のことを速く仕掛ける」のです。こんなサイクルに乗っかることが出来れば毎日ワクワクできると思いませんか?
これは、言い換えればplan(計画)→do(実施)→see(見直し)のサイクルを高速で行うということでもあります。

 このようなスピード感覚を身に付けることが出来れば、仮に失敗をしても早くリカバリーできます。いずれ失敗することなら、5年後よりも明日失敗して、1日も早くそこから学びリカバリーした方が明るい未来が待ち構えているという考え方もできるように思うのですが、いかがでしょうか?

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Vol.11 『"感動"が人を動かす』

 人間は感情の動物である、という言葉を聞いたことがあります。私は、以前新規営業を行っていたころ、「まさにそうだな~」と感じていました。その当時、私は大して能力  のある営業マンではありませんでしたが、お客様の話をとことん聞き、自分の考えを熱っぽく語ることで、結果的に私を受け入れてくださり、受注につながったことが多々ありました。
 これは何も私が素晴らしいトークをした訳でもなく、お客様の利益を理路整然と説明したからでもありません。おそらく、「やけに一生懸命、熱っぽく話す若者だなあ。まあ、ここまで言うなら、信じてみるか」という感じだったのではないかと思います。

 モノ余りの現代、「感動できる機会」というのは、そんなに多くないように思います。ありきたりのモノでは感動はできなくなりました。だからこそ、モノよりも「感動できること」により価値が見出せる時代なのではないでしょうか。

 現在、コンサルティング契約をさせて頂いている顧問先の経営者には、志が高く、情熱的な方が多くいらっしゃいます。共通していることは、「ワクワクできるビジョンを掲げ、それに向かって突き進む過程で、周りを巻き込むパワーを持っておられること」です。

 「ワクワクできるビジョンを掲げる」のは、誰にでも出来ることではないかも知れません。しかし、経営者なら必ず持っているはずですし、それを忘れかけていたら初心を思い起こし再度掲げることが大切だと思います。従業員は、経営者のビジョンに感動し、それを具体的に日常で実践しながらいろいろなことに気づいて感動し、お客様に喜んで頂いたときに感動し、その結果自分自身が成長していることに気づいたときに感動し、さらなる意欲を持ちながら能力アップしていく、ということが理想的だと思います。そのサイクルをどれだけ速く回せるか、によって、企業の成長スピードが違ってきます。

 新規事業を始める時や、企画を練る際、「感動」を起点に発想することが、お客様に受け 入れられるための必須条件といえると思います。

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