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1999年10月

1999年10月 1日 (金)

Vol.6 『"やむを得ず"の威力を利用する。』

経営コンサルタントの養成方法の1つにも、「まず、実務面で"やむを得ず"に追い込む」というのがある。たとえば、経営者の立場に自分を追い込むのである。つまり、自分が経営者になって、あれこれ考え、悩むのである。そうすると、やむを得ずに力がつく。力がつくと欲が出てくる。希望や野心も出てくる。そのうち、他人よりも頭がよくなり、他人よりも働けば成功することがわかってくる。やむを得ずではあっても、一所懸命働けば勝者になれることもわかり、自分から喜んで努力するようになる。これで本当に実力がつくのである。

( 『男30代、悔いなく生きる約束事!』 著者:船井幸雄 氏
三笠書房 p。130 より引用)

  まずは「やらざるを得ない環境」をつくってしまって、「なんとかしなきゃ」と必死になって 考え、行動するというのは、つらくて避けたいことかも知れませんが、最も効率的に成長できる やり方のように思います。よく「英語を本気で覚えたいなら、英会話スクールに通うより、アメ リカで2、3ヵ月生活した方が早い。英語が話せなかったら日常生活も不便だし、友達もできな いから必死で覚えるだろう。」などと言われるように、効率的に成長するには「"やむを得ず"努 力しなきゃいけない環境に自らを置く」ことが大切だと私も思います。 この"やむを得ず"の環境づくりには、どんなことがあるでしょうか。私の例を少し上げてみ たいと思います。

  最も単純なところでは、「〆切のない仕事に、〆切(納期)をつくる」があります。納期が決 まっていない仕事ほどズルズル延びがちです。あえて、「××日までにお送りします。」と宣言し てしまえば、いやでもそれまでにやろうという意識が働きます。この効果は抜群です。 また、「思い付いたアイデアをお客様にすぐ伝える」ということがあります。「この企画を練る なら、事前にこんな資料を作ったら良いのではないでしょうか?」と提案し、たとえ忙しくても それを作る約束をしてしまいます。約束をした以上やらなければなりませんから、時間をやりく りして結局やれてしまいます。このようにして、「目標の実現につながる仕事」を早く多くこな していくことが、自己実現への近道かなと考えています。

  その他、「自分が学びたい分野に詳しい人達の集まりに参加する」とか、「身近に先生をつくり、 いつでも相談できる環境をつくる」など、外部環境の力を活かすようにしています。「やりたい こと」なら良いのですが、「やらなければならないこと」の場合は、この「環境づくり」がとて も大切ではないかと思います。皆さんはいかがでしょうか?

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Vol.6 『コミュニケーションの大切さ。』

 忙しいとき、幹部-社員間や社員-社員間のコミュニケーション量は一般に減る傾向に有ります。それがある期間続くと、それまでエネルギッシュに頑張っていた従業員の元気がなくなってきたり、ミスが多発したり、精神的な空虚間を感じたりする場合があるようです。しかし、 同僚同士、または上司部下間で考えを共有化する(簡単にいえば会話をする)ことで、再び生産性が高まることがあります。この時、「お互いに相手の状況に関心を持つ」ことがやる気を引き出 すきっかけになっていたり、信頼関係の醸成につながったりするようです。

 中小企業においては、

  1)従業員1人1人に、いかに経営者感覚(特に使命感とコスト意識)
を持ってもらうか

  2)どれだけ組織内のコミュニケーションを活性化できるか

が企業発展の鍵ではないかと、私はここ最近特に強く感じています。一般的に、1)については とかく指摘されやすいのですが、2)はあまり重要視されていないケースが多いように思います。

 しかし、多くの中小企業において、

社員同士、もしくは幹部・社員間の意思疎通を図る機会が少ない。またその必要性もお互い に感じていない。(仕事について、個人的なことについての話し合いの場がない)

ようであり、その結果、相乗効果を発揮するチャンスを潰したり、伝達ミスによるロス・やり直 しが頻発しているように見受けられます。この部分がきちんと円滑にならないと、何をやっても最大限の成果が発揮できないように思うのですが、一方でコミュニケーション活性化の特効薬も 見当たらないということで、2)の課題は後回しにされ続けてきたのかな、と感じております。

 コミュニケーション活性化の第一歩は、社内の「報・連・相(報告・連絡・相談)」を円滑に すること、特に単なる業務伝達だけではなくお互いに「意思疎通を図ること」だと思います。特に、部下からの「報・連・相」を待つだけでなく、上司の方からも一言声をかけてあげること で、より円滑なコミュニケーションが図れ、企業の生産性はさらに高まるのではないでしょうか。

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