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1999年9月 1日 (水)

Vol.5 『"スタートするときから、ゴールが"見えている"』

中谷さんと出した答えは、ひとつの仕事を進めるとき、スタートからフィニッシュラインまで すべての工程が「見えている」ことが大事だということです。全工程が「見えている」ことで、次に自分が打つべき手が見えてきます。また万一、失敗したときはリカバーが可能です。こうしたことの繰り返しから、ベストセラー、ミリオンセラーが何曲も生まれています。

(『プロデューサーは【次を作る】』 著者:小室哲哉 氏 中谷彰宏 氏
飛鳥新社 p.7 より引用)

 小室哲哉氏といえば、若い人の間では知らない人の方が珍しい程有名な音楽プロデューサー です。以前は自らがミュージシャンをやり、数年前からはアーティストの曲づくりやプロモーシ ョンをメインとして幅広い活躍をされています。ミリオンセラーを続出させ、常に話題の中心に 位置し、また音楽プロデューサーというそれまで裏方的イメージの強かった職業を花形にした立 役者です。

 この本はその小室氏とベストセラー作家の中谷氏が、仕事の仕方のコツについて語っており、 とても中身が濃いです。

 この本で、メインテーマとして彼が語っていることは、

 1.はじめからゴールを視覚的にイメージし、"見える"ようにする。

   それから実務に入る。

 2.本業だけでなく、周辺のことも情報収集および体験する。それにより、

   仕事の幅が広がったときでも、ちゃんと"見える"ようにする。

の2点です。どんな業界でも、一流の人の仕事の仕方には共通性があることが良く分かります。

 新しい分野の仕事をするときや経験のない仕事をするとき、どうしても不安になります。この 不安は、研究・調査し、疑似体験(できれば本当の体験)をすることで、かなり軽減されます。 小室氏は、音楽プロデューサーとして仕事をするために、作詞作曲はもちろん、アレンジ、セールスプロモーション、レコード会社のマーケティング会議、CDショップの店頭販売まで、時間の許す限りあらゆるところに顔を出すそうです。流通経路のすべての工程に顔を出すことで、消 費者志向の商品を生み出し続けることができるのだと思います。

 目的意識を明確にし、自分のアンテナを高めた上で、幅広い情報を収集することが大切だということが良く分かりますね。

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