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1999年8月 1日 (日)

Vol.4 『同じことを多角的に学ぶと、早く身につく。』

 学生の頃、特に大学入試の勉強期間中は、「社会人になったら、もうこんなに勉強することもないだろうな」と漠然と思っていました。しかし、実際に社会人になると、あの頃以上に勉強をする機会も量も増えました。ただあの頃と決定的に違うのは、以前は「与えられた範囲の中で、 がむしゃらに頑張れば良かった」のが、今では「勉強する内容も範囲も量も方法も、すべて自分で決めた上で、がむしゃらに頑張ることが必要」ということです。 すべておぜん立てされた環境で勉強することに慣れてきた私は、自分なりの勉強スタイルを確立するまで少し苦労しました。それが解消されたのは、「勉強する"目的"は何か」「それを習得し終 えた状態をイメージし、ワクワクできるか」を事前にとことん考えるようになってからのようです。そこで納得できなければ、途中で挫折してしまうので、まずはじめに考えるようにしています。

 ただ「やりたい勉強」とは言え、やはり勉強の過程においては苦痛も伴います。なかなか覚えられなかったり、分かったつもりでいて実は理解できていなかったり、堂々巡りしたります。しかし、「最近うまく理解するコツ」みたいなことが少し分かったような気がしています。



  1)同じことを、『いろんな人から』教えてもらう

  2)同じことを、『いろんな本や資料から』学ぶ

  3)同じことを、読むだけでなく、『書いたり、聞いたり、話したり』して覚える

 例えば、中学生が「減価償却費とは何か?」を理解しようとしたとします。参考書を読んで、定義はわかったつもりになっても、イマイチ納得がいきません。 人に聞いても、AさんとBさんでは少し説明のニュアンスが違っていて、やはりよく分かりません。2人共正しいことを言っているのですが、視点が違うため表 現が違うのです。そこで、一度、自分なりの解釈を人に話してみようと試みます。曖昧な理解だと、うまく話せません。話せても、間違いがあれば指摘を受けま す。自分では分かったつもりで話したのに、指摘を受けると少しショックを受け、脳裏に刻まれます。その繰り返しの過程である時気がつくとちゃんと理解でき るようになっています。

そう考えると、経営者がコンサルタントを雇って、普段社員に直接おっしゃっているはずのことをあえてコンサルタントを通じて話させるのは、道理にかなっているような気がしますね。

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