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1999年6月

1999年6月 1日 (火)

Vol.2 『"ぶった切り"の発想』

昔、アレキサンダー大王というのがいただろう。彼にまつわる逸話は多いが、「ゴルディオスの結び目」という話を知っているだろうか?ゴルディオスという王様が、紐で絶対とけないような結び目をつくって、旅人の通るところに置いたんだ。「これをほどいた者はアジアの盟主になることができる」と書いて。で、そこを通る旅人は、みんな一生懸命ほどこうとするけど、ほどけない。そこへ若きアレキサンダーがやってきて、どうしたか?おもむろに剣をとりだし、その結び目をスパッとぶった切ってしまたんだ。「これで、どうだ」と。で、結局、彼は世界を征服したわけだろう。その発想なんだ、いまの時代に必要なのは。

(『「豚」の人生「人間」の人生』 著者:落合 信彦 氏 小学館 p.105 より引用)

 この話は、「コロンブスのたまご」にも似ていますね。つい、これまでの延長線や固定概念で モノを考えてしまいがちです。しかし、これまでと前提条件が違う今日、1つ1つのことを疑っ てかかるクセをつけることもとても大切なように思います。上の話で言えば、「本当に地道にほ どく必要があるのか?」という視点を持てるかどうかが分岐点ですね。目的を「紐をほどく」 とするか、「紐を2つに分離する」とするかの違いで、無駄な労力をかける必要がなくなります。

 例えば、これを経営活動や日常業務に置き換えたとき、当たり前のようにやっていること1つ 1つが「本当に必要なことなのか」「本当にそのやり方がベストなのか」と突き詰めていくと、 案外"無駄"(と言うと言い過ぎかも知れませんが、少なくとも"非効率")なことにエネルギー を費やしていることが多いように思います。私は自分自身の自戒として、こういうことを避ける ために、心がけていることがあります。

     1) 視点を頭上3mくらいのところに置くこと

     2) 信頼できる周りの仲間の客観的な意見を聞くこと

     3) 取り組む前に、深呼吸をすること

 これらは、私自身がもともと視野が狭くなりがちな傾向があるため、それを避けるための防衛策です。「弱いからこそ、強化するチャンスが得られる」と考えると、それも強みになるのでは、と良い方に考えるようにしています。

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Vol.2 『目標が見えると、動きがよくなる。』

 この春、数週間の間ですが、私自身の気分が低下していた時期がありました。気分が低下していると、どうしても動きに表れ てしまいます。私のように人と接する仕事の場合、そのような波があることはあまり良いことではありませんので、強引に自分をコントロールしているのです が、1人になったときにその反動がやってきます。もっとも、これは人間である以上、ある程度は仕方がないことかも知れません。

  私は、このようなスランプ(と言って良いかわかりませんが)を脱出するときに、決まって行うことがあります。それは、「中期(3年)の目標と短期(1年) の目標を書き出すこと」です。自己分析しますと、私がこのような状態に陥るのは、「自分の今のスタンスが曖昧になるとき」が圧倒的に多いからです。つま り、目指しているゴールに対し、今どの位置にいるかが分からなくなってしまうのです。よって、一度立ち止まって、自分が目指している目標をありありと頭の 中に描き、それを紙に書くことで、自分が目指している状態(ゴール)を再確認します。そして、以前書いた計画をどこまで達成したかをチェックして現状を確 認し、ゴールまでたどり着くまでの道筋(行動計画)を月別に箇条書きで書き出します。

  そうしますと、現状を肯定した上で、今後なにをすべきか、が明らかになります。つまり、「先が見える」ようになります。私の場合、「中期目標」だけでは不 充分で、「短期目標」も常に意識しておかないとダメなようです。それも、「ワクワクできる目標」に向かっていることが大切です。 「ワクワクできない目標」に向かって頑張ることは至難の技です。

 計画の立て方・内容はケースバイケースで、詳細なモノを望まれる方もあれば簡潔なガイドラインのみ策定し、その都度臨機応変に進んでいかれる方もあります。いずれにしましても、「その目 指す先がワクワクできる世界かどうか」が非常に重要で、それが明確になれば"しめたモノ"だと思います。目の前に美味しいアメがあれば自然に頑張れるものだと思いますが、いかがでしょうか。

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