Vol.314『なぜあの人は継続できるのか?』
「あの人って、なんであんなに続けられるんだろう?」
たとえば、毎朝ランニングしている友人。英語の勉強を何年も続けている同僚。
あるいは、自分のビジネスをコツコツと10年以上育ててきた知人。
そういう「継続できる人」を見ると、尊敬と同時に、ちょっとした疑問も湧きませんか?
今回は、「継続力」の正体について、和仁流の視点でひも解いてみます。
継続力というのは、「性格」×「思想」×「スキル」の3つの掛け算で決まります。
このうち、「性格」は、たとえば真面目とか、飽きっぽくないといった、生まれつきの傾向です。でもこれは、変えようと思ってもなかなか難しい。でも大丈夫です。性格がどうであれ、「思想」と「スキル」は後天的に鍛えることができます。つまり、車の性能はそのままでも、ナビを工夫したり、運転技術を磨いたりすれば、目的地にはちゃんとたどり着けるんです。
じゃあ、継続力を高める「思想」って、どんな考え方でしょうか?たとえば、完璧を目指さない「脱★完璧主義」というのも一つ。三日坊主になる人は、初日から100点を取りにいこうとして、挫折してしまうケースが多い。逆に続けられる人は、「今日は50点でもOK」「とにかく毎日触れることが大事」と、自分に優しい思想を持っていたりします。
もう一つは「1アクション3ゴール」で、「これをやることで、どんな角度の異なる3つのゴールを達成できるか?」という問いをもつこと。たとえば、ランニングについて、(1)若々しい健康な身体を得られる、(2)出張先で走りながら街の風景を30分で味わえる、(3)ラン仲間との交流を楽しめる、というように得るものが多いほど行動し継続しやすくなります。
そして、思想と同じく大事なのが「スキル」。継続にも、ちゃんと技術があります。
その一つとして、やったことを「見える化」して達成感を味わえるようにするのも効果的です。カレンダーにチェックを入れたり、アプリで記録したり。これが小さな達成感につながって、続けたくなる仕組みになります。結局、継続力は「やる気」よりも「やる気が出る仕組み」がカギ。大切なのは、意志が強いかどうかではなく、「意志が弱くても続けられるように整えておく」こと。そのためには、ちょっとした思想の転換と、スキルの習得がカギになるのです。さて、あなたの「これ、続けられたらいいのにな」と思うことは何ですか?
そのために、どんな「思想」と「スキル」があれば良いか、を考えてみてはどうでしょうか。
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