2019年7月25日 (木)

Vol.243『コミュニティをさらに発展させるために』

コミュニティ設計の目標は、コミュニティ自身の中にある方向性や特性、エネルギーを引き出すことにある。われわれがこのために設けた原則は、実践コミュニティ設計の核心にあるジレンマを浮きぼりにする。定義上、自然発生的で自発的で自律的なものであるはずの「人間の作った機関」を設計する、とはどういうことなのか。このような特性を持った機関に、自らの能力を発現させ、「生命」を持たせるように導くにはどうすればいいのだろうか。

われわれは経験から次の7原則を引き出した。

1、進化を前提とした設計を行う
2、内部と外部それぞれの視点を取り入れる
3、さまざまなレベルの参加を奨励する
4、公と私それぞれのコミュニティ空間を作る
5、価値に焦点を当てる
6、親近感と刺激とを組み合わせる
7、コミュニティのリズムを生み出す

 

(『コミュニティ・オブ・プラクティス
エティエンヌ・ウェンガーほか 著
翔泳社 93頁より引用)

わたしが代表理事を務める、「日本キャッシュフローコーチ協会」というコンサルタント・士業のコミュニティは今年で5年目、会員は450人を超え、半年後には今年の塾生が加わって500人を超える規模になりました。メンバーの「自立性と主体性の発揮」や「安心安全ポジティブな場づくり」などの共通言語で支えられながら、ここまで健康的に発展してきました。そして、今後1000人を超える規模になることを見据え、さらに魅力的な場になるため、本書で紹介された7原則をヒントにキーワードを考えてみました。みなさんも、この機会にご自身の会社やコミュニティ発展の指針を書き出してみてはいかがでしょうか。

1、進化を前提とした設計を行う→「新たな職業の創造」「日本発★新職業の輸出」というビジョン実現を後押しする要素を増やし、阻害する要素を減らす。

2、内部と外部それぞれの視点を取り入れる→場づくり力、営業力、マーケティング力、ライティング力など、外からコミュニティを支援する「推進サポーター」の存在を確保する。

3、さまざまなレベルの参加を奨励する→「時々facebookグループをチェックする」から「プロジェクトリーダーとして仲間を率いる」まで、9段階の関わり方を良しとする。

4、公と私それぞれのコミュニティ空間を作る→協会主導の公式行事と会員主導の非公式行事、そして仕事だけでなくバーベキューやプロレス観戦など遊びの企画も推奨する。

5、価値に焦点を当てる→「アウトプットが先」「自分サイズのアウトプット」「比べるのは他人ではなく過去の自分」など健康的な成長を促す価値観を常に言語化し、共有する。

6、親近感と刺激とを組み合わせる→共通性と多様性が同居する新メンバーの存在。

7、コミュニティのリズムを生み出す→年間行事と並行して旬な企画が自然発生する。
以上をイメージしながら、我々のコミュニティは「新たな職業の創造」に向かいます。

 

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2019年7月10日 (水)

Vol.243『生産性を上げる3つの視点とは?』

「生産性の向上」は、今も昔も多くの企業にとって重要テーマだと思います。

ところが多くの場合、「生産性を上げるために、どうすればいいのか?」「そもそも、生産性とは何か?」が不明確なまま語られている気がします。それだと、例えば「生産性を上げる=効率を上げる」と解釈する人もいますが、これは間違いです。

なぜなら、「生産性=成果(アウトプット)÷投入(インプット)」であり、「効率を上げる」は、生産性を上げる数あるアプローチの1つでしかないからです。

つまり、この数式でいうと、「効率を上げる」とは「投入する時間や人手、お金を最小化する」ことであり、分母を減らすことです。

もちろんそれも大切なことですが、今多くの企業に求められているのは、分子を増やすこと、つまり「成果(付加価値)を増やすこと」ではないでしょうか?

ここを担う企業が増えてこそ、世の中は発展し、経済は潤います。

では、付加価値を生むために、どのように発想し、考えれば良いのでしょうか?
今回は、付加価値を生むために、わたしが大切だと考えている3つの着眼点を紹介します。

1.顧客の今と未来のお困りごとトップ3にフォーカスする
→自社の技術や経験ありきの「自社起点」ではなく、「顧客起点」で発想する。

2.「顧客はみんな、価格の安さを最重要視している」という思い込みを脱却する
→「お金は価値の交換ツール」である。値下げに頼らず、自分が欲しいお金に見合う価値を提供しようと発想する。

3.組織のコミュニケーション上の摩擦係数をゼロ化する
→誤解や人間関係のストレス等で情報が適切に伝わらず、得られるはずの成果を取り損ねる機会損失は多い。それをゼロにできれば付加価値は高まる。

この3つを徹底的に考え抜いた先に、付加価値を生み、生産性を上げられると感じています。あなたは何ができそうですか?

 

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2019年6月25日 (火)

Vol.242『自分らしくあるために、自分をケアする方法。』

以前、ある女性がおもしろいことを言っていました。「くたびれてボロボロな女性に『最近、うまくいっているんだ〜』と言われても信じられない。仕事もプライベートもうまくいっている女性はきれいな人が多い」たしかにそうかもしれません。

<中略>

仕事もプライベートもうまくいかせるには、それぞれ相応に忙しいはず。

なのに、どうして彼女たちがきれいでいられるのでしょうか。

お金も自由な時間もあるから。それも理由の1つではあるでしょう。

でも、そうしたお金や時間というものは、うまくいくようになったから手に入るものとも言えます。私が彼女たちを見ていて共通しているなと思うのは、“自分”を大切にしていることです。自分の心、信念を裏切るようなことは絶対にしませんし、体や心を酷使したあとは必ず休憩を入れます。ほころびが生じたらケアをして、常に自分が自分らしくいられるように、自分にとっての正常な状態を保つための努力は惜しみません。

どんなに忙しくても、どんな状況においても自分の状態に目を向けています。

だからいつもきれいなのです。

(『仕事も人生もうまくいっている女性の考え方
朝倉千恵子 著
あさ出版 22頁より引用)

本書の「体は心を酷使したあとは必ず休憩を入れて、ほころびが生じたらケアをして、常に自分が自分らしくいられるよう保つ」というのは、わたしも今まで意識してきたことです。ところが仕事が立て込み、余裕がなくなると、そのバランスを崩すことがあります。

するとそれがどこかに歪みが出て気づかされる。不具合が出てから直すより、不具合を未然に予防できた方が快適に過ごせますよね。そこで今日は、本書をきっかけに「心と体、そして脳をどのようにケアしているか」を考えてみたいと思います。今、3分タイマーをセットして、おもいつく限り、書き出してみます。よかったら、あなたもやってみませんか?

1)心のケア→家族と旅行に行く、プロレスを会場や動画で観戦する、心地のいい服を着る・買う、映画を観る、美味しい料理を味に集中して食べる、海や湖・川を眺める、森の中で小鳥のさえずりを聞く、馴染みのバーで飲む

2)体のケア→マッサージを受ける、ジョギングをする、ストレッチをする

3)脳のケア→ウクレレを弾く、ふだんは会わない分野や世代の人と会う、未知な新たな体験をする

書き出して見て、わたしは心のケアのバリエーションに比べて、体と脳のケアのバリエーションが少ないことに気がつきました。自分の体と脳をいかにケアするか、意識してみます。

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